止むことのない、破壊の衝動
小石のような男さん企画の「2022年7月お絵描き企画」に参加させていただきました。
今回描かせていただいたのは、主人公リードの前に現れるエルフの少年のリーヴです。
※ここからは今作品の制作意図と本編への考察と妄察を多く含んでます。すでに明かされていて間違いである部分はご了承ください。
今作を制作する上で、一番に考えたことは、リーヴの内面にあるであろう混沌です。エルフとダークエルフの力、光と闇のような明らかに相容れない二つの性質を操り、謎多き存在としてリードを翻弄していますが、彼の言動には幼さや己の持つ強い復讐心への葛藤や疑問を感じました。
リーヴは自分の「力」を制御できるほどに心が成熟していません。力任せに復讐心を開放し仇である人間を攻撃していたのだと考えます。そんな中で標的であるリードとの出会いが彼の内面に大きな波紋を生み、良くか悪くか彼の運命をも大きく変えてたのは確かです。
同じエルフの性質を持ちながら、家族(アカシアやイルミ)や友に恵まれ、まっすぐ純粋に育った全く自分とは違うリードに衝撃を受けたことでしょう。彼を羨ましいとすら感じていたかもしれません。人間の少女へのごめんねというセリフが彼の心の変化を感じさせます。リードとの生活の中で自分の中の復讐の意味を嫌でも考えてしまったリーヴには、自分は間違っているんじゃないかという問い抱いたはずです。復讐心や激しい衝動に溺れながらも、理性でそれらに太刀打ちしようともがき始めます。
しかしリードを殺すことは命令、遂行しなければという感情が彼を正します。
そのうえ、ダークエルフになってしまうと邪霊たちの声に心が促され、復讐心が感情を陶酔します。つまり、生まれた理性も友達を殺す状況への疑念もすべてねじ伏せられてしまいます。
彼の運命は、彼の正しい道への方向転換を決して許しません。彼がエルフに生まれて、成長する中で浴びた苦痛は、この先彼をむしばみ続けることでしょう。
そんな苛烈な運命の中でのリーヴの最大限の足掻きと苦しみを表現しました。
作品中、随所にあるオリジナリティは、それぞれの表現するskystoryという当企画の目的を尊重させていただき、僕自身の感性で表現しました。
小石のような男さん
本企画へのお誘いをいただいたこと大変感謝します。
skystoryの今後の展開、楽しみにしております。
今回描かせていただいたのは、主人公リードの前に現れるエルフの少年のリーヴです。
※ここからは今作品の制作意図と本編への考察と妄察を多く含んでます。すでに明かされていて間違いである部分はご了承ください。
今作を制作する上で、一番に考えたことは、リーヴの内面にあるであろう混沌です。エルフとダークエルフの力、光と闇のような明らかに相容れない二つの性質を操り、謎多き存在としてリードを翻弄していますが、彼の言動には幼さや己の持つ強い復讐心への葛藤や疑問を感じました。
リーヴは自分の「力」を制御できるほどに心が成熟していません。力任せに復讐心を開放し仇である人間を攻撃していたのだと考えます。そんな中で標的であるリードとの出会いが彼の内面に大きな波紋を生み、良くか悪くか彼の運命をも大きく変えてたのは確かです。
同じエルフの性質を持ちながら、家族(アカシアやイルミ)や友に恵まれ、まっすぐ純粋に育った全く自分とは違うリードに衝撃を受けたことでしょう。彼を羨ましいとすら感じていたかもしれません。人間の少女へのごめんねというセリフが彼の心の変化を感じさせます。リードとの生活の中で自分の中の復讐の意味を嫌でも考えてしまったリーヴには、自分は間違っているんじゃないかという問い抱いたはずです。復讐心や激しい衝動に溺れながらも、理性でそれらに太刀打ちしようともがき始めます。
しかしリードを殺すことは命令、遂行しなければという感情が彼を正します。
そのうえ、ダークエルフになってしまうと邪霊たちの声に心が促され、復讐心が感情を陶酔します。つまり、生まれた理性も友達を殺す状況への疑念もすべてねじ伏せられてしまいます。
彼の運命は、彼の正しい道への方向転換を決して許しません。彼がエルフに生まれて、成長する中で浴びた苦痛は、この先彼をむしばみ続けることでしょう。
そんな苛烈な運命の中でのリーヴの最大限の足掻きと苦しみを表現しました。
作品中、随所にあるオリジナリティは、それぞれの表現するskystoryという当企画の目的を尊重させていただき、僕自身の感性で表現しました。
小石のような男さん
本企画へのお誘いをいただいたこと大変感謝します。
skystoryの今後の展開、楽しみにしております。
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2022-07-26 21:13
Comments (1)
カッ……!カッコイイ…!最高にカッコイイです…!感動の一枚…✨