袖振り様（ソデフリさま）

袖振り様、悪しき事業を生業とする者また
悪しき金を持ってる者の元に訪れる。

3.5m程の大きさの豪華絢爛な着物が浮かんでおり｢蝦蟇口 がまぐち｣と命名された式神を2匹生み出し使役している。

唐突に強い力で片腕を後ろに引っ張られたと思った時には既に片腕はもぎ取られており、目の前に姿を表し、次の瞬間には姿が消えている。

右腕を好む様子が見られるが
訪れた際には必ず腕を持っていくことが確認されている。

また過去に袖振り様を恐れ両腕を切り落とした事例もあった様だがその場合は当人から事業に置いての右腕となる者の腕を持っていく事が報告されている。

最近になり袖振り様によって
腕と共にその者の財と悪しき事業により確定した富が持っていかれる事が実証された。
少し前までは袖振り様の被害にあった
者の事業が一同に倒産する呪いは腕をもがれた事により業務に支障が起き、事業が
立ち行かなくなった物とされていた。

様付けされているが神様等ではなく
悪人を捌く行いと
また畏怖による崇拝が確認されており
それによる敬称である。

また妖怪世界においては人の腕をもぎ取れる程の念力と式神を生み出し使役する実力からも位の高い妖怪だとされている。

右側の蝦蟇口にはもぎ取られた人の腕が入っており、切り離されたにも関わらず
蝦蟇口の中に入れられて以降、逃げ出す様にまた苦しむ様に暴れる様が外側から確認できる。

左側の蝦蟇口には没収した財と富が入っているとされ、最近、左側の蝦蟇口を使い
財と富を没収する様子が見られまたその際、大きい瞳が蝦蟇口の中にあることが確認された。

稀に左側の蝦蟇口が無い個体も存在する。

右の蝦蟇口から生命エネルギー（正のエネルギー）を
左の蝦蟇口から負のエネルギーを式神を通して得てると思われる。

民間の間で
悪人を捌くと捉えられてる生態は

悪しき金を好み悪人を好むまでが生態であり、腕を持っていく理由としては
財と富を持っていって尚、腕をもぐ事により今後の事業の発展を阻害する意図があり嗜虐心による物だと思われる。

この様な考えに至った理由としては
食事とも言える悪しき事業の発展を
両腕の無い主の経営に置いての右腕とも言える人材の右腕を奪った執念から
嗜虐心のような性質があるんではと推測される。もしくは、転落していく人生により産まれる深い負のエネルギーの為なのか…

人にとって重要な物と言える金には正と共に負のエネルギーも溜まりやすく、悪しき事業によって起こる被害者の深い悲しみ、怒り、事業により得られる大金と経営者に渦巻く欲望は負のエネルギーとしては大きい為
妖怪が引き付けられ、袖振り様が目を付けたと思われる。