廃競馬場を訪ねて～取手と伊勢崎

①・②取手競馬場
１９３１年に現在の茨城県結城市大字結城に新設された結城競馬場が経営不振を理由に１９３６年に廃止、その後千葉県との県境近くの街である茨城県取手市へ移転されたのが取手競馬場の始まりでした。移転後は春・秋の開催をしてましたが１９３９年に公布された軍馬資源保護法により鍛錬馬場となり戦後の１９４８年に復活するも当時の競輪人気の影響で売り上げが伸びず１９４９年に廃止、跡地は取手競輪場となり現在に至る。取手競輪場の北側（正門）近くのアパートの側と競輪場南門に続く坂道を下った所（セブンイレブン取手新町３丁目店の裏手）には馬頭観音が建つ。

③伊勢崎競馬場
群馬県伊勢崎市には１９３０年当時の伊勢崎町長（現在の伊勢崎市）である石川泰三により伊勢崎競馬場が新設、１周１０００ｍの馬場と内側に競技場も建設され様々なスポーツ大会が開催されました。しかし伊勢崎競馬場も他の競馬場と同じく１９３９年に公布された軍馬資源保護法の影響で廃止となり、戦後に復活することもなく跡地は茂呂県営住宅となっている。現地では広瀬川に架かる競運橋という橋があり（セブンイレブン伊勢崎新栄町店前の道路の北側）競馬場跡の北西に鎮座する飯玉神社には『競馬場近道』と刻まれた石碑が建っています、ただ元々神社にあったのか移設されたのかは不明。また茂呂島緑地には『〇〇馬場跡』という木製の標柱がありますが劣化しており読めません、調べたところ『４０ 競馬場跡』と書かれていました。茂呂島緑地の場所はグーグルマップで説明すると新栄児童遊園の北西近くの三角のエリアが茂呂島緑地です。

場所：取手競輪場
住所：茨城県取手市白山6-2-8
最寄駅：JR取手駅

場所：説明文を参照
最寄駅：JR伊勢崎駅

使用モデル
槭樹さん　タイキシャトル
＊雪＊さん　TCR Advanced SLっぽいモデル