【叛虐機換】フラッシュバックと兆し

ドーンブレイカーに食らいつき続けるイクスレヴ、だがその攻撃はかわされ、防がれ、受け流され、決定打となる攻撃を与えられずにいた。
こうして戦闘が長引くにつれてリクスは焦りと共に、頭の中に憎き父の言葉が響く。

――アグレッサー共を殲滅することがお前の存在理由だ、それができないならお前が生きる意味は無い――

なんでこんな時にアイツの事を・・・！
その声を振り払うようにして思わず剣の振りが大振りになる。
その隙を逃さないとばかりにドーンブレイカーはアクセラレート・トリガーを発動し、攻撃をかわすとともにイクスレヴの側面に回り込む
レヴィクシア「リクス、右！！」
リクス「くっ、間に合わっ・・・！」
イクスレヴがドーンブレイカーの方に向き直るより早く放たれた槍の一突きによってイクスレヴの胴体は紙切れのように待っ二つに千切れ、胸部の装甲もろともリクスを貫く。
視界はここで暗転した。

―――――――――――

レヴィクシア「リクス、右！！」
リクス（あ、あれ？今のは・・・？）
右方のドーンブレイカーから槍の一突きが放たれる
リクス（この流れ、さっき頭に流れ込んできた光景と同じ・・・だったら！！！）
見えた光景に抗うようにイクスレヴを捻るようにして左に跳び辛うじて槍をかわし、すれ違う瞬間に捻りの動きの流れで回し蹴りを当て、体勢を崩させ距離をとる。
レヴィクシア「あ、危なかった・・・。リクス、大丈夫？」
リクス「え、えぇ・・問題無いです。戦えます・・・よ。」
といいつつ、リクスの頭には先ほど見えた未来予知のような光景の代償と思わしき頭痛が襲ってきていた。

リンク
ドーンブレイカー【illust/100120859】
リクス＆レヴィクシア【illust/99633719】
イクスレヴ【illust/99639812】