語られる限り
8/1~8/12まで『妄想都市伝説展3』という企画に展示していただいておりました。百物語を語りきると現れると言われる青行灯を通じて、「怪談話」のなかで語られていた都市伝説や妖怪達が人間世界に混ざり出てくるのをイメージして描きました。左半分の語り部は現代人で、都市伝説を語っており、右半分の語り部は江戸時代の人で、妖怪の話をしています。真ん中の青行灯は、階段を語る人々を煽って、100話語らせようとしています。 都市伝説と妖怪は対になるようにと、(都市伝説側左端から) ■小さくて凶暴?部門:一寸婆(針で全身刺して殺してくる)と猪口暮露(お猪口を被った小さな虚無僧。水木しげる曰く、虚無僧とは仇討する者が扮した姿の一つらしいので、もしかすると凶暴な妖怪なのかもしれないとのこと) ■引きづり回す部門:子供を捕まえて引きづり回して殺すひきこさんと紙が針になっていて、男をその針で引っ掛けて連れ去ってしまう針女 ■赤い紙青い紙部門:トイレで赤い紙と青い紙どちらが欲しいか問いかけてくる「赤い紙青い紙」と節分の夜にトイレに行く際に、トイレを使用する者が「赤い紙やろか 青い紙やろか」と声をかけると遭遇しないと言われるかいなで ■使役する狐部門:(低級な動物霊といわれていますが)こっくりさんと管狐 ■首がない部門:ドライバーに首がない首無しライダーと馬に首がない夜行さん ■海に出現するデカい奴部門:北極・南極の海に現れるニンゲン・ヒトガタと海坊主 ■人面部門:人面犬と人面の亀の海和尚 ■起源イザナミですよね?部門:口裂け女と山姥(三枚のお札路線で考えると) こんな感じで選定して描きました。
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2022-08-22 01:45
Comments (2)
コメント失礼いたします🙇🌃大作ですね❗✨拝見させていただきつつ、解説を拝読させていただき、...そんな妖怪がいるんだ...そんな都市伝説があるんだ...❗と新鮮な驚きでいっぱいでした😆💕...一度、虚無僧を見かけたことがあるのですが...本当に人間だったのかな...と。
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