C-37C アルバトロス 高速・戦術重輸送機

A : C-37B Albatross Heavy Tactical Military Transport
https://www.deviantart.com/yui1107/art/C-37B-Albatross-Heavy-Tactical-Military-Transport-933556414

B : C-37C Albatross Heavy Tactical Military Transport
https://www.deviantart.com/yui1107/art/C-37B-Albatross-Heavy-Tactical-Military-Transport-933709078

C: Comparative chart of type C-37B and C-37C, C-37 Albatross Heavy Tactical Military Transport
https://www.deviantart.com/yui1107/art/C-37B-Albatross-Heavy-Tactical-Military-Transport-933709078

超時空シリーズ3作品において主役が陸軍所属なのは「超時空騎団サザンクロス」のみ。可変とはいえ『車輛』しかもスーパーロボット系のアニメシリーズではないので主役ジャンヌ・フランセーズが乗る戦闘車輛「スパルタス」は飛べません。一方で主役メカの「スパルタス」はホバークラフト形態で巡航しますが、最大時速 160 km 程度で、しかも例えば 1,000km を超えるような長距離は移動出来ません。
そこでマクロスシリーズよりも重視されるのが戦略輸送機、そして実際の作戦にて運用される戦術輸送機の存在です。
本編では第5話「トラブルシティ」、第17話「バイオサイカー」において、第15分隊のスパルタス小隊2個【4車輛で1個小隊なので、 空挺用の軽めの重量設定で 26.4トン × 8輛と装備品、余裕 38.8トン 】を 250 t のウクライナ製の『アントノフ An-225 ムリヤ』と同等の搭載量を活かして丸ごと全隊分を空輸してました。

本編に登場した型を仮にA型と命名したとして垂直尾翼の面積が足りないし、主翼の位置が後方に寄りすぎていて、輸送機としては方向安定性不足・水平安定性不足という致命的な欠陥が明らかに存在します。
そこで私自身の独自追加設定

A型： アニメシリーズ本編に登場したデザイン。垂直尾翼や水平尾翼は申し訳程度の存在。ボーイング社の開発という設定。
B型： 先尾翼〔カナード〕と追加の垂直尾翼による安定性改善。

C型：B型が翼面積を増やすことで安定性を改良したので重くなってしまい、積める貨物の量はA型より少なくなってしまった。

そこで、安定性を最小限の追加で改良するために主翼の前方にデルタ〔Δ〕形の延長された主翼前縁を追加、B型よりは安定性は落ちるがA型よりはかなり安定性が改良された両者の中間の選択。

これらは2018年にデザインしました。

今回『アントノフ An-124 ルスラン』、『An- 225 ムリヤ』 の降着脚の資料を入手したことで、このうちのB型を欧州系の移民惑星ということで、「エアバス A-400M アトラス」の塗装を参考に彩色してみました。

本編に登場したデザインをボーイング社の開発したA型とした場合。
サザンクロス軍は、その殉職率の惨状に鑑み、安定性の改良は他社に移るだろうと想定して、B型、C型はベルギー系のリージェ重工業、そして米国系のロッキード・マーティン社の共同開発を想定してデザインしてみました。