【PFAOZ】酒場の不思議な旅人
ここはゼラルディア王国の街にある酒場。この場所は近隣の住民や色々な地域から来た冒険者達が食事や飲酒などを楽しむ場でもあり。それと同時に情報交換の場でもある所だ
ブラックレッド「オー、今日の酒場の中は見かけない旅人や冒険者がわんさかいるなッ!」
そこへ一人の客が入ってきた。そう、ブラックレッドである。彼は仕事を終わらせると必ずここへ出向き。食事をしながらここにやって来る冒険者達の武勇伝やホラ話を聞くのを楽しんでいた。
すると早速、珍妙な赤い鎧を着た男がテーブルの上にのり上がり。食べ物を片手にもったまま叫んだ。
近未来的な鎧の変な旅人「おい、女ッ!これなんて言う食べ物なんだ?もっと食わせろッ!!『おい、ベノッ!ウェイターのお姉さんに失礼だろっ!?』」
ゼラルディア王国兵士A「おいおいおい」
ゼラルディア王国兵士B「アイツ、きったねぇー食べ方だなッ!」
その姿を少し離れたところで見ているゼラルディア王国の兵士の二人組は笑いながら赤い鎧を着た男に小馬鹿にした態度で笑っている。
女巫女「はぁ、なんて行儀の悪い…。恥ずかしい気分なるこっちの身にも考えていただきたいものです」
それを間近で聞いている赤い鎧の彼を含めた四人組の冒険者の一人である人間の女巫女は額に手をあてながらため息をはいてそういう。その彼女の隣で緑色の肌をした獣人族の女性が申し訳なさそうに口を開く。
緑肌の獣人「うちのモノがスミマセン。あの人は人と関わったことがない上に無自覚なばかりに…」
女巫女「気にしないでくださいバイフーさん。別にあなたのマスターさんに悪気がないのはこちらとしてはわかっています。いまはとりあえず彼に乗り移っているベノさんには後で私がキツーいお灸を吸わせてあげますので…」
バイフー「お願いいたします…」
竜鎧の男剣士「ハッハッハッ!サトウ殿とベノ殿は元気がよくていいな~。いやはや感心感心ッ!!」
そんな彼女たち二人の間の中をめちゃくちゃ高そうな上等な竜の鱗を使った鎧と魔法剣を装備した彼らのリーダーと思われる子供がかいたような体格をした男性剣士はその話を理解しているのか、していないのかわからないが高笑いをしながらラピスウィート(アメジストタルトという紫色したタルト)を食っている。
女性陣二人「いや、そこは感心したらダメ(かと…)でしょ」
そりゃそういうはずだ。俺に言わせれば『お前はいったい何をいっているんだ?』と言いたくもなる。
ブラックレッド「今回の冒険者たちは随分と個性豊かな奴等ばかりだな。というかあの赤いのが食っているのってウチのギルドが作っているピザじゃねーか。まさかここにも搬送されていたとは…」
ここは基本的には焼き魚や肉と豆料理なのが主だが時折、他のギルドから送られる特注の料理がくることもあるのだ。
ウェイター「お待たせしましたお客様。では、ご注文をお願いします」
ブラックレッド「(そうだな…。ここはまず俺が客目線で食べるからな。じゃあまずコイツにするか…。ネギとか食べたことはないがどんな味がするんだ?)じゃあ『ネギだけ白スープ』を大盛りで1つお願いします」
その後、注文したその料理が置かれ彼は早速実食をして見たのだが…。結果、熱されたネギの熱い汁に舌を火傷してしまい。とても味わって食べることはできなかった…。
ブラックレッド「あっちゃあっちゃっ!?」
ネギの熱い汁に舌を火傷してしまい床に転げ回っている彼のそばに誰かが近寄ってきた。それはさっきバカみたいに騒いでいた赤い鎧の男性だった。
赤い鎧の男「あの、もしよかったらお冷をあげますからそれを飲んでください」
男はいつもの騒がしいさはなく普通のおとなしそうな青年の声だった。
ブラックレッド「あぁ、すまねーな坊主。ところでお前、さっきとは雰囲気が違うみてーだが…」
赤い鎧の男「それはたぶん僕が持っている刀のせいです。わがままな性格だけど彼は僕らの仲間です。だからそんなに悪く言わないでくれますか?」
青年の問いにブラックレッドは『もしかするとその刀になにか思い入れがあるのだろう』と思い。少し考えた後、再び口を開いた。
ブラックレッド「…わかった。水を飲ませてくれた礼だ。約束するよ」
赤い鎧の男「ありがとうございますッ!僕は名は『佐藤定正』と言います」
ブラックレッド「ブラックレッドだ。ところでサダマサ。お前がつれている連れの獣人だが大丈夫なのか?見るからににヤバそうな色なんだが…」
サダマサ「彼女は少し特殊なんです。それに僕の恋人にたいしてその発言は失礼じゃないですか?」
ブラックレッド「…ん?あぁ、そりゃすまんかった」
ブラックレッドのオリジナルストーリーです。
自作キャラが多いです。
なにか問題がありましたらご連絡をお願いします
登場したキャラクターについては後程紹介いたします。
名前だけお借りしています。
コンパスピザ
ネギだけの白スープ
ラピスウィートのアメジストタルト
ブラックレッド「オー、今日の酒場の中は見かけない旅人や冒険者がわんさかいるなッ!」
そこへ一人の客が入ってきた。そう、ブラックレッドである。彼は仕事を終わらせると必ずここへ出向き。食事をしながらここにやって来る冒険者達の武勇伝やホラ話を聞くのを楽しんでいた。
すると早速、珍妙な赤い鎧を着た男がテーブルの上にのり上がり。食べ物を片手にもったまま叫んだ。
近未来的な鎧の変な旅人「おい、女ッ!これなんて言う食べ物なんだ?もっと食わせろッ!!『おい、ベノッ!ウェイターのお姉さんに失礼だろっ!?』」
ゼラルディア王国兵士A「おいおいおい」
ゼラルディア王国兵士B「アイツ、きったねぇー食べ方だなッ!」
その姿を少し離れたところで見ているゼラルディア王国の兵士の二人組は笑いながら赤い鎧を着た男に小馬鹿にした態度で笑っている。
女巫女「はぁ、なんて行儀の悪い…。恥ずかしい気分なるこっちの身にも考えていただきたいものです」
それを間近で聞いている赤い鎧の彼を含めた四人組の冒険者の一人である人間の女巫女は額に手をあてながらため息をはいてそういう。その彼女の隣で緑色の肌をした獣人族の女性が申し訳なさそうに口を開く。
緑肌の獣人「うちのモノがスミマセン。あの人は人と関わったことがない上に無自覚なばかりに…」
女巫女「気にしないでくださいバイフーさん。別にあなたのマスターさんに悪気がないのはこちらとしてはわかっています。いまはとりあえず彼に乗り移っているベノさんには後で私がキツーいお灸を吸わせてあげますので…」
バイフー「お願いいたします…」
竜鎧の男剣士「ハッハッハッ!サトウ殿とベノ殿は元気がよくていいな~。いやはや感心感心ッ!!」
そんな彼女たち二人の間の中をめちゃくちゃ高そうな上等な竜の鱗を使った鎧と魔法剣を装備した彼らのリーダーと思われる子供がかいたような体格をした男性剣士はその話を理解しているのか、していないのかわからないが高笑いをしながらラピスウィート(アメジストタルトという紫色したタルト)を食っている。
女性陣二人「いや、そこは感心したらダメ(かと…)でしょ」
そりゃそういうはずだ。俺に言わせれば『お前はいったい何をいっているんだ?』と言いたくもなる。
ブラックレッド「今回の冒険者たちは随分と個性豊かな奴等ばかりだな。というかあの赤いのが食っているのってウチのギルドが作っているピザじゃねーか。まさかここにも搬送されていたとは…」
ここは基本的には焼き魚や肉と豆料理なのが主だが時折、他のギルドから送られる特注の料理がくることもあるのだ。
ウェイター「お待たせしましたお客様。では、ご注文をお願いします」
ブラックレッド「(そうだな…。ここはまず俺が客目線で食べるからな。じゃあまずコイツにするか…。ネギとか食べたことはないがどんな味がするんだ?)じゃあ『ネギだけ白スープ』を大盛りで1つお願いします」
その後、注文したその料理が置かれ彼は早速実食をして見たのだが…。結果、熱されたネギの熱い汁に舌を火傷してしまい。とても味わって食べることはできなかった…。
ブラックレッド「あっちゃあっちゃっ!?」
ネギの熱い汁に舌を火傷してしまい床に転げ回っている彼のそばに誰かが近寄ってきた。それはさっきバカみたいに騒いでいた赤い鎧の男性だった。
赤い鎧の男「あの、もしよかったらお冷をあげますからそれを飲んでください」
男はいつもの騒がしいさはなく普通のおとなしそうな青年の声だった。
ブラックレッド「あぁ、すまねーな坊主。ところでお前、さっきとは雰囲気が違うみてーだが…」
赤い鎧の男「それはたぶん僕が持っている刀のせいです。わがままな性格だけど彼は僕らの仲間です。だからそんなに悪く言わないでくれますか?」
青年の問いにブラックレッドは『もしかするとその刀になにか思い入れがあるのだろう』と思い。少し考えた後、再び口を開いた。
ブラックレッド「…わかった。水を飲ませてくれた礼だ。約束するよ」
赤い鎧の男「ありがとうございますッ!僕は名は『佐藤定正』と言います」
ブラックレッド「ブラックレッドだ。ところでサダマサ。お前がつれている連れの獣人だが大丈夫なのか?見るからににヤバそうな色なんだが…」
サダマサ「彼女は少し特殊なんです。それに僕の恋人にたいしてその発言は失礼じゃないですか?」
ブラックレッド「…ん?あぁ、そりゃすまんかった」
ブラックレッドのオリジナルストーリーです。
自作キャラが多いです。
なにか問題がありましたらご連絡をお願いします
登場したキャラクターについては後程紹介いたします。
名前だけお借りしています。
コンパスピザ
ネギだけの白スープ
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2022-10-28 17:28
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