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自分の書いた小説をイラスト化 その1

死んでしまった大樹のうろからは、明滅する光が漏れている。うろの中の小さな夜で、浮かんでは消える夥しい数から成るてんとう虫の星空を眺めて、熱い吐息を吐いた。その吐息は花の蜜よりも甘く、蟲の脳を痺れさせる──(ヤンでる幻想郷奇譚)
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2022-10-28 19:16

 鴨鶴嘴


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