【pfSOZ】 Sucher【ミストールの探検】
「どうですかウルル?」
「こっちに何かある」
ウルルは保護する前…遺跡で魔剣の契約者となってからは、その遺跡の中をうろついていたのでこういった所を歩き回るのは慣れていた。
それについては保護してから度々同様に探索をしていた事で信頼している。
ただ「何か」については存在だけでどういったものかについては明確に出来ない事だけが問題だが。
『年代的にはわしとはそんなに変わらんのかもしれん…
ただ、わしのいた祠の方がよっぽど荒されていたがな』
少し嘲る様な含みでその魔剣は囁く。
契約者の器を持つもの以外に触れぬよう封印によって守られていたシュバルは己の封印の外…本来は神を祀っていた祠のありさまを思い出していた。
忘れられ祀られなくなった神の祠の…それを何と知らない冒険者や盗掘者によって好き放題になっていた状況。
『まぁ、神格を失った神というものはその座から解放される代わりに自由を得るのだから良くも悪くもだな』
「シュバルは今は良いの?」
『お前のおかげで自由を得たからのう…良くも悪くもじゃな』
待っていた契約者の問いに軽く笑うように答えるその声はどこか嬉しいというのが傍で感じ取れた。
--
ウルル//エウレ//シュバル
illust/102346109
PFSOZ第一章「七人の統率者」
illust/102305077
「こっちに何かある」
ウルルは保護する前…遺跡で魔剣の契約者となってからは、その遺跡の中をうろついていたのでこういった所を歩き回るのは慣れていた。
それについては保護してから度々同様に探索をしていた事で信頼している。
ただ「何か」については存在だけでどういったものかについては明確に出来ない事だけが問題だが。
『年代的にはわしとはそんなに変わらんのかもしれん…
ただ、わしのいた祠の方がよっぽど荒されていたがな』
少し嘲る様な含みでその魔剣は囁く。
契約者の器を持つもの以外に触れぬよう封印によって守られていたシュバルは己の封印の外…本来は神を祀っていた祠のありさまを思い出していた。
忘れられ祀られなくなった神の祠の…それを何と知らない冒険者や盗掘者によって好き放題になっていた状況。
『まぁ、神格を失った神というものはその座から解放される代わりに自由を得るのだから良くも悪くもだな』
「シュバルは今は良いの?」
『お前のおかげで自由を得たからのう…良くも悪くもじゃな』
待っていた契約者の問いに軽く笑うように答えるその声はどこか嬉しいというのが傍で感じ取れた。
--
ウルル//エウレ//シュバル
illust/102346109
PFSOZ第一章「七人の統率者」
illust/102305077
74
93
1359
2022-11-03 22:22
Comments (0)
No comments