サンゴ礁のサメ　ツマグロ

メジロザメ目メジロザメ科　Carcharhinus melanopterus

インド太平洋熱帯域に生息するメジロザメの仲間。体長は最大で1.8m程。灰褐色の体に各鰭の先が黒くなっており、これが和名の「端黒」および英名のBlacktip reef sharkの由来になっています。主に沿岸の浅いサンゴ礁域に生息しており、生息域から大きく移動することはあまりないそうです。臆病な性格とされていますが、興奮すると人を咬むこともある潜在的な危険性もあるらしいです。そこはやはりサメと言えましょう。

南アフリカの沿岸に沿ってオーストラリア北部のサンゴ礁にかけて見られ、日本の沖縄近海にも生息していると考えられています。しかし確実な記録は無かったようで、これまで台湾で採れたものと思われ続けた末、2017年に西表島周辺に生息していることが分かったそうです。小型種であるためか、水族館では人気種みたいです。