Page 1/3

紅きヒトの彩、残されたヒトの貌

~その目に映った赤き色~
遥か昔、およそ180万年前かそれ以前…
ただのウサギから「妖怪兎」へ成った因幡てゐ。
ヒトの姿、ヒトと同じ三色型色覚を手に入れた彼女の視る世界は一変する…
―――――
今回で3回目となる、補足資料つきのイラストです。
日本神話において、『日本書紀』ではニニギノミコトの「天孫降臨」は神武天皇の即位から179万2470余年前と記録されています。
科学的考証を抜きにしてこの年代が本当に正しいと仮定すると、『古事記』での「因幡の白兎」の神話は179万2479余年以前、つまり約180万年前以前の出来事になります。
この年代は、科学的には地質時代の第四紀更新世前期前半Gelasian期に相当し、氷河期など気候変動が激化し、メタセコイアやイチョウなど多くの植物が日本列島から絶滅した時期にあたります。
そんな激動の時代において「妖怪兎」と成った因幡てゐは、如何に世界を見据え、何を思い何を感じ取ったのか…という想像をイラストにしてみました。
なお、補足資料にはイラストの具体的な制作手順も記載していますので、ご参考に。

8
9
438
2022-11-29 07:00

 はるのふるは


Comments (0)

No comments

Related works