【PFSOZ】直向なる静波の魔鍵【豊穣の祭典】

「全く教授は本当に神出鬼没ね……言っておくけど、欲しいモノがあってもアタシやヴェルデマーレ家のお金は頼らないでよね？」
「もっちろん♪ アリーチェちゃんの用事が無事に終わるまでは(多分)大人しくしているとも……そういやアリーチェちゃん、それ聖夏祭用のおめかしかい？ かっわい～♪」

◆オークションハウス・グラント【illust/101966166】に出品させていただきます。
　入札をご検討の方は２頁目の商品全体図をご参照ください。
　(聖夏祭軸なのでグラント主催と称していいものか微妙ですが；)
　(不都合等ございましたらパラレル・スルーでお願いいたします)
　３頁目はアリーチェの聖夏祭衣装の補足となります。

◇直向なる静波の魔鍵　-ひたむきなるしずなみのまけん-
　ロズル島にて遭遇した災霊獣ネレイディラ【illust/102867843】から入手した“波濤の蒼真珠”と、
　オズウェル教授より一部を譲り受けた“金の礫”【illust/102832312】を用いて作られた、
　『空間移動魔術と精神干渉魔術を両立させた魔鍵』 のプロトタイプ。
　初期価格は20万ギラン(魔法手形2枚分)。

　【空間移動魔術の効果】
　　魔力の充ちた場所(特に水辺)を探し当て、所有者を自動的に転送する。
　　魔鍵とセットで出品されているアイテム・緑青の錨(ろくしょうのいかり)を転送先に設置する事で、
　　転送先を魔力源スポットとして魔鍵に登録し、いつでも好きな時に移動する事が出来る。

　【精神干渉魔術の効果】
　　あらゆる誘惑を断ち、“自身にとって最も大切にしている人・モノ・想い”を守り通す。
　　難しく考えずとも、例えば「浮気性のパートナーに贈り、自身以外の恋愛対象との関係を断つ」
　　「ダイエットの為に装備し、食べ物への誘惑を遠ざける」といった使い道もある。

　サイズは通常の魔鍵よりやや大きめ。ペン代わりとして活用する事も可能。
　アクセサリーに加工するためのサイズ変更も可能。任意のアイテムへの加工は無料。

◇オークション参加要項
　・競りへの参加、購入意思がある等の描写を含む作品を当作品へイメレスして下さい
　　(※アイテムの転売および換金目的での入札は禁止させて頂きます)
　・早い者勝ち方式です
　・入札締切は第三章最終日:１２月１１日(日)まで
　・期間中に入札が無かった場合はモブの金持ちが落札した設定にさせて頂きます

→落札して頂きました!!【illust/103528872】
　落札者：ダグラスさん【illust/103403537】
　入札ありがとうございました!!!!

◇参考にさせていただきました
　柱の森／illust/102501862

◆お借りしました
　オズウェル教授／illust/102256373
　ニグアさん／illust/101966750
　┗聖夏祭の姿／illust/103348076

◆アイテムお借りしました
　アルギランセムス／illust/102945252
　┗サマードレスの装飾としてお借りしました!!

◇素材お借りしました
　illust/101966120／illust/69220524／illust/29136857
　illust/97045757／illust/48311560

◆魔鍵術師アリーチェ／illust/102305017
　レンフィールド屍術研究室／illust/102269230

◆PFSOZ／illust/101965643
　第三章「聖夏祭」／illust/103207230

◆Twitter／https://twitter.com/vivid_bbdan

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　「いつもアタシ達の事を置いてっちゃう自由奔放なオズ教授に先んじて、今度は自分が彼を置いてっちゃおう!!」

そう思ったアタシは、聖夏祭が始まってすぐ競売会場へと向かった。
目的は新作の魔鍵を競売にかけ、“天冥の境界に繋がる魔鍵の素材”を入手するコト。

そう思って足を運んだものの……はっと気が付けば、
聖夏祭の装いに身を包んだオークションハウスのオーナーと遭遇。
しかも背後には面白がってついてきてしまった教授の姿もあったものだからさあ大変!!

オーナーとは数年前、ヴェルデマーレ家の人間が非正規ルートで流した魔鍵の回収目的で
オークションに通って以来の顔見知りだけど……あの何でもお見通しだぞ～ってカンジ、
正直ちょっとニガテ；

教授に関しては一体いつのまにやら……とは思ったけどいつもの事っちゃいつもの事だし、
帰ったらまた教授を崇拝するゼミ生の子達から嫉妬の嵐を受ける事はほぼ確だけど、
まあそれもまたいつもの事か……とは考えつつ、何でピンポイントでアタシの所に……と、
いつもは気にならない事が気になってしまってしょーがなかった。

――あの日【https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18757284】、自身の矜持を踏み躙られた事に対し、静かに激昂した彼の姿が忘れられないものだから。
屍達の舞踏の中で楽しく踊っていた彼を見て、胸をギュッと締め付けられた感覚が忘れられないものだから。

あーあ、やだなぁホント。
よりにもよって、何でも見通せる“悪魔の君”が目の前にいるって時にやめてほしいぁ……