political manga
工場法が規定した教育制度、教育とは何か
私たちの資本論を読む会も、今年2023年1月15日 第139回から、8年目に入る。英語版第一巻の翻訳に8年をかけて、2015年10月に会場の予約を入れて、2016年1月10日に最初の第1回を25名の参加者を得て始めた。そして、ここに到達した。改めて云うが、8年目に入る。よく続けられたものだ。私たちの資本論を読む会も、一つの教育ではないかと思う。自分達の。相互の。産業革命の資本は、工場法を規定し、その中に労働者たちの、児童労働者たちの教育を規定した。そしてその教育を開始した。資本論英語版を読めば、そこに、読めない英文がある。子供たちがしゃべる場面で、汚い言葉、雑言が並ぶ。ネットで質問したら、当時の侮蔑文句とのことだった。もう古い英語で、今は使わない文字群だとのことだった。資本は安い労働力を求めながらも、文字や数字が分かる労働者をも必要としたのだ。これから輪読・討議をしていく15章9節が、この場面となる。民主主義を掲げるアメリカの政治が、かってどのようなものだったかの一端を改めて読むことになった。黒人奴隷と彼らの自由について産業革命前期の南北戦争こそ、アメリカ資本の出発点でもあり、アメリカ民主主義とは何かでもあるからである。デュボイス著「黒人のたましい」を読んだのである。この翻訳は見事だと思う。美しいのだ。出だしはこうだ。「わたしと、もう一つの世界の間には、いつも一つの声にならない問いがある。ある者は、こまかな心づかいのため、他の者は、正確に表現しにくいために、その問いを口にしない。しかもなお、すべての者が、その問いのまわりで羽をばたつかせているのだ。」自由を問い。教育を問うているのだ。解放された奴隷たちが、子供たちの教育にも取り組む場面がある。北軍の兵士に雇われた解放された奴隷たちが、給料の一部を出し合って、資本として(資本ではないのだが)土地を買い、生活と教育を始める話しが続く。天皇のために死ねの教育を受ければ、その気になって、中国に行って死ぬと覚悟を決めた私もいたのだ。アメリカに行けば、あちこちに、インディアン博物館がある。西部劇には様々なインディアンとの戦争場面が登場する。我々のほんのちょっと昔を振り返れば、朝鮮侵略、植民地化がある。そしてそこを足場にしての中国侵略、満州国の偽設、満州鉄道の権益収奪と続いている。そこには如何なる駆動元があったか、その把握ができていない。天皇の玉音を読んで見れば、それが天皇の理解なのか、日本資本の言い訳なのかの虚構がある。アジアを席巻する米英資本等々の侵略を排除するために戦争を始め、破れたと。英米資本の真似をして、その反撃を受けねばならなかったことなど微塵もない。資本論を読む会の、資本論の輪読と討議がこうして続いている。自らへの教育も問うてみたいだろう。
私たちの資本論を読む会も、今年2023年1月15日 第139回から、8年目に入る。英語版第一巻の翻訳に8年をかけて、2015年10月に会場の予約を入れて、2016年1月10日に最初の第1回を25名の参加者を得て始めた。そして、ここに到達した。改めて云うが、8年目に入る。よく続けられたものだ。私たちの資本論を読む会も、一つの教育ではないかと思う。自分達の。相互の。産業革命の資本は、工場法を規定し、その中に労働者たちの、児童労働者たちの教育を規定した。そしてその教育を開始した。資本論英語版を読めば、そこに、読めない英文がある。子供たちがしゃべる場面で、汚い言葉、雑言が並ぶ。ネットで質問したら、当時の侮蔑文句とのことだった。もう古い英語で、今は使わない文字群だとのことだった。資本は安い労働力を求めながらも、文字や数字が分かる労働者をも必要としたのだ。これから輪読・討議をしていく15章9節が、この場面となる。民主主義を掲げるアメリカの政治が、かってどのようなものだったかの一端を改めて読むことになった。黒人奴隷と彼らの自由について産業革命前期の南北戦争こそ、アメリカ資本の出発点でもあり、アメリカ民主主義とは何かでもあるからである。デュボイス著「黒人のたましい」を読んだのである。この翻訳は見事だと思う。美しいのだ。出だしはこうだ。「わたしと、もう一つの世界の間には、いつも一つの声にならない問いがある。ある者は、こまかな心づかいのため、他の者は、正確に表現しにくいために、その問いを口にしない。しかもなお、すべての者が、その問いのまわりで羽をばたつかせているのだ。」自由を問い。教育を問うているのだ。解放された奴隷たちが、子供たちの教育にも取り組む場面がある。北軍の兵士に雇われた解放された奴隷たちが、給料の一部を出し合って、資本として(資本ではないのだが)土地を買い、生活と教育を始める話しが続く。天皇のために死ねの教育を受ければ、その気になって、中国に行って死ぬと覚悟を決めた私もいたのだ。アメリカに行けば、あちこちに、インディアン博物館がある。西部劇には様々なインディアンとの戦争場面が登場する。我々のほんのちょっと昔を振り返れば、朝鮮侵略、植民地化がある。そしてそこを足場にしての中国侵略、満州国の偽設、満州鉄道の権益収奪と続いている。そこには如何なる駆動元があったか、その把握ができていない。天皇の玉音を読んで見れば、それが天皇の理解なのか、日本資本の言い訳なのかの虚構がある。アジアを席巻する米英資本等々の侵略を排除するために戦争を始め、破れたと。英米資本の真似をして、その反撃を受けねばならなかったことなど微塵もない。資本論を読む会の、資本論の輪読と討議がこうして続いている。自らへの教育も問うてみたいだろう。
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2022-12-07 15:22
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