【PFSOZ】炎の応援(準備号)【ゼラルディア物語コンテスト】
「炎の応援【準備号】」
著者:エリー・ランドール
表紙・挿絵:ダルヴァン
――――――――――
はじめに アメアガリにて
第一章 異邦への訪問~ゼラルディア
第二章 オルギット団
第三章 オーエン団結成~イザンの迷宮
第四章 エギリア
第五章 金剛 優勝
おわりに
――――――――――
はじめに アメアガリにて
マスターこだわりの珈琲が香る店内は、幸いなことに他に客が少なかったと思う。
『金剛 優勝』。
オルギット団の有名人へ、二度目の取材をしていた。
そこで思いもよらぬ提案を受ける。
『自分のことを物語にしてほしい』と。
異世界転移者のドキュメンタリー。
確かに、興味深い話だ。作家として、また、かつてアラディア院で学んだ身としても。
異世界からやってきた異邦人の記録はそう多くない。
彼らの目に、我らの世界が、このゼラルディアがどう映ったのか。
そして見知らぬ場所で彼が何を写し、何を為したのか。
彼が取材を許してくれる限り、紡がれる物語は続いていく。
まずは、彼が歩いた道をさかのぼってみたい。
彼がこの世界へやってきた時。そして、オルギット団で暮らしていく様子を。
――――――――――
おわりに(抜粋)
なぜ彼が自らの足跡を残すことを望んだのか、疑問に思う人もいるだろう。
答えは「旅に出るかもしれないから」だ。
この世界で偶然、ゼラルディアへやってきた彼は、他の国にも興味があるという。
旅に出る前にゼラルディアで起きたことを忘れないように留めておきたい。そう考えていた際に、たまたま私が取材を申し込み――この本を作成する運びとなった。
奇しくも、偉大なる女王という輝きを失い消沈した我々に、彼の「応援」は小さな火を灯してくれたように筆者は思う。ちょうど聖夏祭で灯される祈火のように、彼と交流のあった人や彼に応援された人の心に、灯火は残るだろう。
その火を絶やさぬことが、彼の望みなのかもしれない。
炎は燃え上がるもの。
燃えるものがなくなれば消えてしまうもの。
けれど、残った灰からまた生まれいづるのかも知れない。とある伝承にある炎の鳥のように。
そして大空を舞いながら、人々を鼓舞するのだろう。
筆者は聖夏祭の最中にこの原稿を執筆している。
女王の後継を決める勝負も佳境に入っていることだろう。
次の王が誰に決まるか、今はまだわからない。
願わくば、最良の選択を。
――――――――――
金剛 優勝がゼラルディアで過ごした日々をまとめたドキュメンタリー……の一部。
準備号は優勝本人のインタビューと、彼と交友のあるオルギット団とアラディア院の方々との思い出を振り返る形式。
彼の濃密な経験と交友関係の広さから、聖夏祭のコンテスト中に書き上げるのは無理と判断したランディが大きな出来事だけをなんとかまとめたもの。準備号発表後、我も我もと掲載希望者が増えたため、完全版はかなり分厚くなったとか中々完成しなかったとか。
「はじめに」の通り、異世界転移者という視点からのドキュメンタリーとしてランディは執筆しています。マサルさんの終活だとか、妹さんあたりのことはカットしてます。
……すくなくとも、公にする本は。
――――――――――
■12/8追記
「おわりに(抜粋)」部分意訳
マサルは自分の影響力を過小評価しすぎ。
ここに載せきれないくらいの人がお前のことを考えているぞ。
どっちに転んでもいいように「旅に出たくなったから」と理由をこじつけておいた。
ゼラルディアが恋しくなって戻ってきたとでも言えば済むだろ。
燃え尽きて生まれ変わる鳥の姿をした精霊のように、お前は元々の世界で人として死んで、こっちで精霊みたいな存在として生まれ変わったとも言えるかもな。
願わくば、より良い選択を。
――――――――――
■12/11追記
執筆中のランディ
誰がための物語【https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18882940】
――――――――――
お借りした方の行動を縛るものではありません。
不都合あればパラレル・スルーでお願いいたします。問題等あればご連絡ください。
■お借りしました
ダルヴァンさん【illust/102334403】
└ご協力感謝です! 表紙どころか書き溜めた絵から挿絵もねだってしまいました。
マサルさん【illust/102016092】
純喫茶アメアガリ【illust/102294666】
■参考作品
絶えることのない火を【illust/103284141】
└こちらで受けた依頼を不完全ながら作成しました
がーんばれ~【illust/103367210】
└たくさん描いていただいて、選びきれなかったので挿絵にも採用!
以前描かれてたスケブからもちょこちょこ挿絵に使わせてもらったかと。
聖夏の祈火【illust/103259088】
ゼラルディア物語コンテスト【illust/103230810】
シロネコ急便【illust/101966269】
└繁忙期に休みもらってすみません社長!
ランディ(PN:エリー・ランドール) illust/102153623
著者:エリー・ランドール
表紙・挿絵:ダルヴァン
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はじめに アメアガリにて
第一章 異邦への訪問~ゼラルディア
第二章 オルギット団
第三章 オーエン団結成~イザンの迷宮
第四章 エギリア
第五章 金剛 優勝
おわりに
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はじめに アメアガリにて
マスターこだわりの珈琲が香る店内は、幸いなことに他に客が少なかったと思う。
『金剛 優勝』。
オルギット団の有名人へ、二度目の取材をしていた。
そこで思いもよらぬ提案を受ける。
『自分のことを物語にしてほしい』と。
異世界転移者のドキュメンタリー。
確かに、興味深い話だ。作家として、また、かつてアラディア院で学んだ身としても。
異世界からやってきた異邦人の記録はそう多くない。
彼らの目に、我らの世界が、このゼラルディアがどう映ったのか。
そして見知らぬ場所で彼が何を写し、何を為したのか。
彼が取材を許してくれる限り、紡がれる物語は続いていく。
まずは、彼が歩いた道をさかのぼってみたい。
彼がこの世界へやってきた時。そして、オルギット団で暮らしていく様子を。
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おわりに(抜粋)
なぜ彼が自らの足跡を残すことを望んだのか、疑問に思う人もいるだろう。
答えは「旅に出るかもしれないから」だ。
この世界で偶然、ゼラルディアへやってきた彼は、他の国にも興味があるという。
旅に出る前にゼラルディアで起きたことを忘れないように留めておきたい。そう考えていた際に、たまたま私が取材を申し込み――この本を作成する運びとなった。
奇しくも、偉大なる女王という輝きを失い消沈した我々に、彼の「応援」は小さな火を灯してくれたように筆者は思う。ちょうど聖夏祭で灯される祈火のように、彼と交流のあった人や彼に応援された人の心に、灯火は残るだろう。
その火を絶やさぬことが、彼の望みなのかもしれない。
炎は燃え上がるもの。
燃えるものがなくなれば消えてしまうもの。
けれど、残った灰からまた生まれいづるのかも知れない。とある伝承にある炎の鳥のように。
そして大空を舞いながら、人々を鼓舞するのだろう。
筆者は聖夏祭の最中にこの原稿を執筆している。
女王の後継を決める勝負も佳境に入っていることだろう。
次の王が誰に決まるか、今はまだわからない。
願わくば、最良の選択を。
――――――――――
金剛 優勝がゼラルディアで過ごした日々をまとめたドキュメンタリー……の一部。
準備号は優勝本人のインタビューと、彼と交友のあるオルギット団とアラディア院の方々との思い出を振り返る形式。
彼の濃密な経験と交友関係の広さから、聖夏祭のコンテスト中に書き上げるのは無理と判断したランディが大きな出来事だけをなんとかまとめたもの。準備号発表後、我も我もと掲載希望者が増えたため、完全版はかなり分厚くなったとか中々完成しなかったとか。
「はじめに」の通り、異世界転移者という視点からのドキュメンタリーとしてランディは執筆しています。マサルさんの終活だとか、妹さんあたりのことはカットしてます。
……すくなくとも、公にする本は。
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■12/8追記
「おわりに(抜粋)」部分意訳
マサルは自分の影響力を過小評価しすぎ。
ここに載せきれないくらいの人がお前のことを考えているぞ。
どっちに転んでもいいように「旅に出たくなったから」と理由をこじつけておいた。
ゼラルディアが恋しくなって戻ってきたとでも言えば済むだろ。
燃え尽きて生まれ変わる鳥の姿をした精霊のように、お前は元々の世界で人として死んで、こっちで精霊みたいな存在として生まれ変わったとも言えるかもな。
願わくば、より良い選択を。
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■12/11追記
執筆中のランディ
誰がための物語【https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18882940】
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お借りした方の行動を縛るものではありません。
不都合あればパラレル・スルーでお願いいたします。問題等あればご連絡ください。
■お借りしました
ダルヴァンさん【illust/102334403】
└ご協力感謝です! 表紙どころか書き溜めた絵から挿絵もねだってしまいました。
マサルさん【illust/102016092】
純喫茶アメアガリ【illust/102294666】
■参考作品
絶えることのない火を【illust/103284141】
└こちらで受けた依頼を不完全ながら作成しました
がーんばれ~【illust/103367210】
└たくさん描いていただいて、選びきれなかったので挿絵にも採用!
以前描かれてたスケブからもちょこちょこ挿絵に使わせてもらったかと。
聖夏の祈火【illust/103259088】
ゼラルディア物語コンテスト【illust/103230810】
シロネコ急便【illust/101966269】
└繁忙期に休みもらってすみません社長!
ランディ(PN:エリー・ランドール) illust/102153623
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2022-12-07 19:36
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