【PFSOZ】シャッターチャンス【豊穣の祭典】

装甲騎竜という種族は　例え小型に分類されるデストロイヤー級であったとしても、その身は１００ｍ前後になる巨体の種族である。
それ故、ドラバス・ドラーリーのような超小型種を除けば　ヒトガタを取らずに街中に入る事はできない。　
例え大通りの目抜き通りであったとしても左右に立ち並ぶ家屋を崩さずに通り抜けるのは至難の業であり、ましてや聖夏祭の渦中においてはドラバス・ドラーリーであっても容易なことではない。
　
にもかかわらず　都市を横切るリュウタイひとつ。
　
中型種のライトクルーザー級に比肩する　１４０ｍを超す巨体
大型種のヘヴィキャリアー級を彷彿とさせる　肩幅の広い体躯
　
それでいて足音ひとつ立てずその竜は歩む。
「霊体化」というとびっきりの反則技を持っているからだ。
唯一実体を持つ鞍の高度にさえ気を付ければ彼の竜はどの都市にも入り込める。
　
鞍いっぱいに　ウィルタナのワインとエールを積んで　レースとアリーナの祝勝会に間に合うように足を進める。
　　
そんな彼女の足元を誰かが駆け抜けた。
　

　
お借りしました。
　
ヨウコ・スイセイ＝サン　illust/102402587
装甲騎竜プリティーダービー杯　illust/103459801　

積荷はほぼ酒　illust/102001276
霊体化することで人や建物を踏まずに市街地にリュウタイで侵入できる（全高４０ｍ　腹を擦る高さは４階の屋根　鞍に激突する高さは尖塔ぐらいなもの）illust/102584742　
　
一度真下から装甲騎竜を描いてみたかったんだ