freesia

あくまで親友

同じ好きでも交わることはない

涙を隠してくれる海は今は遠い

人魚の少女が恋をしているハーフエルフの少女。
「大好き。」そう告げると「僕も、大好き！だって一番の親友だからね。」と彼女が答える。
それは彼女なりの（親）愛の言葉と同時に、「あぁ、やっぱり伝わらないのね。。。」
ポツリと涙が溢れる
陸に上がって初めて知った
陸（ここ）では、涙は隠せないと。

（再投稿）いいねしてくれた方すみません。
前に投稿した「人魚の恋」の関連作品です。
絵に描いた花の花言葉は、アジュガ「強い友情」、フリージア「親愛の情」、ツルニチニチソウ「幼馴染」、「優しい追憶」です。描いた後に調べて分かったのですが、ツルニチニチソウは古くからヨーロッパでは身につけていると災いを跳ね除け、幸福と繁栄をもたらす花と言われている反面、毒があり植えてはいけない植物でもあるようです。ハーフエルフの少女が人魚の少女へ贈る花（言葉）は好ましい感情から生まれる美しいものである反面、じわじわと彼女を蝕む毒となっているのかもしれません。