【PFSOZ】ラギ9【豊穣の祭典】

この世界を創った二人の神は、少々不器用だったのでまず大きな生き物を創った。
そして次にその大きな生き物のために少し小さい生き物を創った。
そのようにして段々と生き物の大きさを小さくしていき、様々な大きさの生き物を創った。
その途中で、自分より小さい生き物しか捕食できない生き物ばかりではつまらない、と夜の神に創り出されたのがチハミの民だった。
チハミは血が取れればよかったから、生き物を完全に捕獲する必要がない。
自分より大きい生き物でも自分より強い生き物でも、自由自在に捕食対象にできた。

またしばらくして昼の神がチハミの民と違うやり方で自分より強かったり大きい生き物に太刀打ちできる生き物を創った。それがヒトだった。
昼の神はチハミの民に言った。
「ヒトがこの世界に慣れるまで、ヒトを守りなさい」
夜の神はチハミの民に言った。
「そして私達にこの世界のことを教えてね」

神々は世界を創ることで力を使い果たし、もはや世界を普く覗く力は残っていなかったのだ。

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チハミが世界中に散らばっている理由と、ヒトを完全に捕食対象にできない理由でした。
長が10年に一度定期連絡をしています（＝儀式illust/103534057）

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着飾ってる場合じゃなさそうなので次から服装戻しまーす