ヌオ様といっしょ[73]：迎えに、行こう

■マサキとセレビィの近況です　■「なぁ、マサキ、オレけりつけてこよかな、とか思てんねん」　セレビィはなにかを吹っ切ったようだ。「やっぱり、オレ小心者やわって思うわ。だらしないな、とか自分で思う……」「そうか」「……うん」「セレビィが自分からそう言うの、待ってて良かった」　マサキは穏やかに続ける。「自分がしたことに気がついたんやったら、……いいんと違うかな。ヌオー達も多分解ってくれるよ」「いや、ヌオーに許して貰おうとかは思てない。悪かったんはオレやさかい、その報いは受けるべきやと思てる」　セレビィの決意が、見て取れた。「マサキ、おまえと過ごせたこの数ヶ月は、楽しかったわ。それで、……充分や」「なんやセレビィ、オマエ、過去形で言うンか？」　マサキの少し意地悪なツッコミ。「ええやん、戻ってきたらまた一緒に過ごしたらさ」「マサキ……？」「ただ、一つリクエストさせてくれ」「……え……？」　なにやら頬を染めながら緊張するセレビィ。「オ、オレにお願いって、な、な、なんやッ！？」「まぁ、そんなたいしたことやあらへん。一人称をせめて“ボク”にしてくれへんか＾＾」「ボ、ボ、ボクぅ！？」「そっちの方が、ほら、まぁ、なんというか、来るいうか、なんというか」「……ボ、ボクは……こんな、感じでええんかな……」　マサキはグッと親指を立てる。「は、恥ずかしいやないかッ＞＜　け、けど、それでマサキが喜んでくれるんやったら、ボク……」「ええやないかッ♪」　■「そしたらマサキ、いこ、ヌオー達を迎えに」「ああ、行こか」　そして二人は光と共に時間を跳んだ。　■次の話【illust/10502527】前の話【illust/10183992】表紙【illust/5527994】　■次回から対抗戦2戦目です　■[追記] かわ……ラブリーがいちばん(`･ω･´)