【PFSOZ】災禍は未だ去らずとも【黒王軍の進撃】

■まだ外は危なくても。自分に出来る事を、小さくても誰かの為に

■安全な場所に帰還したら、装いを整え直して再度外に出る事でしょう。
行動指針がカジノ【illust/101966554】周辺での避難誘導と先輩の方々の援護になります。

■ボロボロになった服をカジノの制服に着替え直し、
壊れた左腕は諦め、その分と両足の余剰魔力で右腕を共喰い修復しています。
この為手足が細身になり、右眼と左腕をバンダナとマントで隠しています。

こちら【illust/103662680】で何もできなかった反省から、
鞄の中に詰め込めるだけのポーションや救急セット等々を用意し、
怪我人や困っている人がいればそれらを使って優先的に救助するでしょう。
ただし戦闘力はやはり高くないので、出来る限り逃げようとします。

■こちらの投稿につきましては、行動を縛る意図などはございません。
不備・不都合などございましたら、パラレルスルーを何卒よろしくお願いいたします。
また何か問題等ございましたら、お手数おかけしますがご連絡の程お願いいたします。
　
　
■御登場いただきました。

四姉妹の禍根（概要・序）より泣きつく幼怪様【illust/103637452】

少年と美食家【illust/102905378】

■素敵なロゴを使用させていただきました。ありがとうございます！
【illust/101966437】

■企画元様　pixivファンタジア Scepter of Zeraldia【illust/101965643】
最終章「ゼラルディアの王笏」【illust/103584939】
　
　
　
　
□怒り狂う声が遠くに聞こえる。呪いを注がれた事で肉が汚れると。

「――いい子ね。こっちへいらっしゃい」
優しい声が内側に聞こえる。それを覚えている。聞いたことも無いのに。
「――ええ、そうよ。私もあなたの事が大好き」
聞いたことがある聞いたことのない声が、温かな声で語りかけてくる。

「愛しているわ――私の可愛い子。愛しい■■■■」
その声こそが、21番/ボクに価値が無い事を教えてくれるから。
　
　
■トゥエントの両親の産み出した契約対価の子ども達には、
その全員に『本当の子ども』の記憶が魔術的に焼きつけられています。

これは教育の手間と誤差を廃し、安定して『従順な対価』を生み出す為です。
ただし『美食家』の気まぐれと趣味により真実が伝えられる場合もあります。
故に、両親の愛の言葉こそが、心を黒く昏く暗く苛む悪意の記憶になります。
　
　
□『手札を一枚渡しておきましょう。次は必ず防ぐように』
悪魔が提示したるは鬼札。其は使用者を喰らい、憎悪と呪詛を叫ぶもの。