寒色コキュートスホリデー

あの子『わー、なにこの人数。すっげねー？』
監督生「お、ようやく来たか。」
あの子『「あつ森」と「イカ3」のクリスマスイブ満期してきたー！こっちはー？』
監督生「あー…実はさ…。」
リオン「【■■■■■■】。」
ジャダク「(よすよすしてる)」
監督生「最初気付かなかったんだけどさ、これさ………酔ってるよな。」
あの子『だねぇ…ねぇ、リオン君にお酒呑ましたの誰？下戸の子に酒呑ますんじゃねーべ。』
リドル「なんだって！？」
ラギー「酒！？(レオナ見る」
ジャミル「酒、ね(レオナ見る」
フロイド「お酒好きそうな成人ねー？(レオナ見る」
レオナ「……あ？(スルメと日本酒」
あの子『……「しんぱいないさぁあああああああ！！！このぉおおよの事はぁああああああ！！！」』
レオナ「ぐがぁああああああぁああああああああ！？！？！？」
ラギー「やめてやめてやめて耳があぁああああ！！！！？？？」
リオン「みゃー…。」
フロイド「コレ、日本酒じゃねーね？多分、洋酒？詳しくないからわかんねーや。」
あの子『チッ、犯人は別か。』
ジャミル「……何をそんなにキレてるんだ【アミラ】？」
あの子『……「ア・ホール・ニュー・ワールド！！！」』
カリム「！！！…「目を開いてー！」」
あの子『「初めての世界ー！！！」』
カリム「「怖がらないでー！！！」」
ジャミル「やめろぉおおおおおおおおおおおぁおおおうぇっあああああああああああ！！！！！！」
イデア「ひぃっ……死屍累々…。」
フロイド「【鮟鱇ちゃん】、ウミガメ君のミスって訳でもないから菓子ルートは可能性低そう。」
ヒグラシ「甘い物あんまり好きじゃないんですよねリオンさん、コーヒーもブラック派ですし。」
フロイド「じゃあジュースと間違えて【鮟鱇ちゃん】用の果実酒ってパターンもないかな？」
リドル「い、いや！？そもそも飲酒は！？未成年で学生に許される筈ないだろう！？」
フロイド「料理酒としてなら扱いは許可されてるんだよ金魚ちゃん。俺もモストロで風味付程度には使うし、管理も徹底してるからさ。」
ヒグラシ「だから料理が強い方や成人済みのキングスカラー寮長を真っ先に攻撃したわけですね。」
ジェイド「アズールは何もしていませんよね？」
あの子『……「アンダーザ」』
アズール「初対面相手にしかも飲酒なんか勧める訳がないでしょ！？」
マレウス「【アゥロウラ】、これでも食べて怒りを納めてくれ…。」
リドル「マ、マレウス先輩が、跪いた…！？！？」
レオナ「(二度見)」
監督生「去年のハロウィンでしこたま叱られたからか、真面目に紅蓮の花以上に恐怖してる。」
ラギー「あれ以上！！！？？？」
あの子『んみゃんみゃ♪』
アズール「チョロいですね…。」
あの子『……ツノ太郎。』
マレウス「ん？気に入ったなら幾らでもやろう。リリアが買ってきた菓子だ、味と手作りではない事は保証する。」
シルバー「マレウス様、それは…！？」
あの子『うん、お酒入りチョコだね。コレ。』
マレウス「えっ。」
あの子『ウイスキー、ブランデー、あー……コレもラム酒だねコレ。』
監督生「ツノ太郎、コレ、リオンに食わせた？」
マレウス「………ひとつぶ。」
監督生「【相棒】……ツノ太郎は悪気はなかったから……。」
あの子『許す！！！』
レオナ「ふざけんなオイ！！」
ラギー「やられ損ッスよコッチは！！！」
ジャミル「おい【アミラ】！！」
あの子『はい、カリムはカンカン叩いてー、相棒は洗濯板をギロ代わりにしてねー？』
カリム「叩けばいいのか？」
監督生「はいはい。」

あの子『(「蒸気船ウィリー」の口笛。)』
大多数「「ぎぃやぁあああああああああああああああああああああああああああ！？！？！？」」

ホウスウ「無双だねぇ。」
エアリス「歌一つで凄まじいな。」
ジェネル「奴は太鼓を叩いただけで各地域の民族を制圧しながら世界を救った馬鹿だぞ。」
ペルソナ「それなー？」
ヒグラシ「(全員酒盛りしてるんですけど…。)」
オペラ「(ツッコミ入れるな、いつ我輩達にまで飛び火するか分からん。)」
リオン「(すやぁ…。)」
グリム「(とりあえず耳を塞いでおいてる)」
ジャダク「(グリムにツナ缶開けてあげてる)」

■見切り発車LINE風小噺。
クリスマスイブのパーティーは阿鼻叫喚地獄絵図。
■そもそもなんでイグニハイドとオクタヴィネルとオンボロの三寮＋【師匠ズ】でクリスマスパーティーをやる羽目になったかの裏話。
元々「本編」だとホリデー期間は大多数の寮生が帰省する訳じゃないですか？だからまずアズールが「本編だと自分達はホリデー期間は寮に残る」という認識があるので「基本的に平時も休暇も学園内に居る」監督生に一緒にホリデーを過ごさないか提案したのがキッカケ。監督生的には「前の年末年始は皆居た(ソースは『防衛ニューイヤー』)し一応一年生ズとの年越しの約束はしたけど、そういやクリスマスどーすんだろ？」と不明瞭だったのと、イデアが「イベントや本編のストーリー展開がどうなろうが学園から自分が離れる事はない」とじゃあアズール氏がいるなら拙者もお邪魔しようかなと承諾。開催の運びになる。それをヒグラシから聞いたペルソナが「ほなら【あの馬鹿】も来よるやろから、コッチで待っとるか。」って言い出してこんなメンツに。なお料理は持ち寄り、酒も持ち寄り。
■で、此処でそれぞれ一計を案じたのが、バスケ部とラギーとトレケイとリリアの四組。
バスケ部はエースを、ラギーはエペルを、それぞれ「ホリデーは帰るんだよね？」と二人の認識が本編に寄る様に誘導。その上で自分達は悠々と遊びに来た感じ。ジャックは先約があるならと我慢出来る良い子が仇になってる。
リリアは当日の護衛当番をシルバーにしてマレウスに「オンボロ寮でパーティーがあるらしいから入れてもらったらどうじゃ？」と唆したうえでお土産(コレに関してはガチ善意)を持たせた訳です。セベちゃんはスヤスヤしてます。
トレケイは認識的にはイデア寄りなのでホリデー期間もコツコツ勉強しているリドルに「気晴らしでもしてこい(ユニ魔)」と「寮はオレ達で守っておくから⭐︎(ユニ魔)」と言っただけ。完全にただの善意。
■ちなみにスカラビアは「今年は監督生達は自分達の寮で過ごすのか…」としょんぼりしているカリムの言質を取った上で、ジャミルが「大食いが多いから飯を持って行ってやろう」と誑かしてやってきてる。狡い。
なお、おじたんはホントに炬燵で寝てたら酒の匂いに釣られただけです。
■ついでに【彼ら】の酒の強さ事情。
ぶっちゃけ精神年齢的におっさんやジジイばかりなので、元々いた世界や『いつもの』でガバガバ呑んでる上にザルな奴らが殆ど。単純に酒が好きで酒に強いのはペルソナとジェネルとホウスウ、体質的に酒に酔う事がないので好き好んでは呑まないのがヒグラシ、付き合いで呑むのが好きなのがエアリス。
飲酒に関心が薄いオペラとジャダク、苦手な案山子と下戸のリオンな感じ。
■未成年や大人でも苦手な人は、お酒を飲んではいけません。無理になんてもっての外。お酒は大人になってから嗜む程度に楽しみましょう。30度越えの梅酒をストレートかロックでがぶ飲みするザルおっさんとの約束だ！！！(キリッ