匂いの記憶
懐かしい匂いがする
花の匂いでもない、食べ物の匂いでもない
誰かの匂い?猫の匂い?違う
記憶のページを繰り続けても
何処にも見つからない
木の匂いか?水晶の匂いか?銀河の匂いか?
不意に見覚えのない風景が広がる
青信号が灯っている
幼い日々の列車が通り過ぎて行く
焦がれる追憶の中
呆然と立ち尽くす『私』という名の人が見えた
「もう、寝たほうがいいよ」
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使用ツール: Shade3D(3D作画) Gimp(マッピング用テクスチャー作成)
補足タグ: ユリ 信号機 踏切 自転車
いつも見ていただいてありがとうございます。
はじめての方は今後とも宜しく。
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※キャプションの文字装飾(文字色、強調文字、斜体など)の方法は https://www.pixiv.help/hc/ja/articles/235646067-%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%97%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%81%A8%E3%81%AF- を参考にしています。
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2023-01-06 22:57
Comments (26)
(続き)はっきりしているのに掴み所のない夢の続きを見ているような、そんな気分がしました。
View Replies(続き)懐かしいのに見覚えは無い、人それぞれに意味の解らない、しかし何か重要な意味を持つデジャヴが汽笛の音に乗って眼前で渦巻くように広がる時、不意に聞こえる「寝た方がいい」。 寝落ちする直前、あるいはやけに起き抜けから目が冴えている瞬間によく頭を駆け巡るような、輪郭が
すっかりコメントが遅くなり申し訳ありません。 一瞬何がどの方向から現れているのか解らなくなってしまうような、一面青い鏡面の世界。信号も青、百合もどこか青白く光っているように見える空間で、警戒色の踏切が際立って眩しいです。
(続きです)匂いの「ありか」を求めて奥深くへと進んでいくのでしょうか―。通路脇の二段ベッドのトリさんにはその「匂い」が「一体何なのか」きっと「解っている」のでしょうね...。
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