「女大公カイエン」より「天磊と放蕩貴婦人」アナログ習作第1弾

今回はアナログで描き進めたものです。サイズがA4なのでこれ以上の描き込みは……という感じ。やれば出来るけどまあ、これはここまでで良いかな、と思いました。
仕上げにどうしても気になっていた放蕩貴婦人の頭の大きさの修正と、アナログではきれいに入れられない「照明効果」をiPadでしました。最初は水彩っぽくいっていましたが、出来上がればいつもの厚塗り風「濃絵（本来の意味と違います。濃ゆい絵ということです）」になりました。要修行！
天磊の靴の大きさとか、椅子の座面の面積とか、貴婦人（貴腐人？）のスカートがどうなっているのかとか、気になるところは果てしないですが、最初のスケッチの味を残したかったのであえて修正せず。
内容は「女大公カイエン」の中のキャラクター、螺旋帝国の元皇子の天磊（テンライ）と、潜伏中のハウヤ帝国首都ハーマポスタールでの年上放蕩貴婦人との「爛れた遊び」的な絵です。
Twitterでお付き合いいただいているきたのさんが天磊の絵を描いてくださった時に、Twitterでおしゃべりさせていただいてイメージが膨らんだものです。きたのさん、いつも本当にありがとうございます。
最初のスケッチをMacに取り込み、サイズ合わせし、色を薄くして水彩紙にプリントしたものから描き起こし、ペン入れしてから進めました。
画材は鉛筆、ホルベインの耐水性インク、呉竹のブラシマーカー、ウィンザー&ニュートンのウォーターカラーマーカー、コピック、油性色鉛筆、最後は修正にリキテックス、とあるものを片っ端から投入しました。