【C:B:A】沈黙は屑【TRG】

サイカクに接触するため、少し迂回して移動することにする。
一度ゴミ山から下りて物音を立てないようにしなければ、なんて思った矢先にこちらに近づいてくる足音が聞こえた。
ごろつきかヒーローたちか、どちらにせよどちらとも真に相容れることはない存在だ。
物陰に隠れてやり過ごそう。

「ルミナス、まってよ」
「ルミエラ、はやくはやく」

…拍子抜けするようなのんきで幼い声。
姿の似た獣人がふたつ走っている。
子供がなぜこんなところにいるんだろう。
いや、このビオトープで見た目から推測できる年齢が何の意味も成さないことは学んでいたはずだ。

なにかきらりと光るものが見えた。
獣人たちの頭から伸びた角だと理解したとき、もっと見たいと思ってしまった。
じゃり。地面を踏みしめる音で初めて自分の足が勝手に動いたことに気が付く。

「ルミナス！まえににだれかいるよ」
「あ、えと…こ、こんなところで遊んでたら危ないですよ…？」
「へいきだよ？ぼくたちあしがはやいから！」

髪の長いほうがその場で駆け回って見せる。
「あ……そうなんですね、失礼しました…でもここには危ない人がうろついてますから、気を付けてくださいね」
…怪しいって思われたかなあ。信者とか敵性生物以外と話すの苦手かも。

ジャンクヤードで駆ける双子さんを呼び止めるけどうまく話せない！
リカリナは敵が襲ってきたら共闘か逃げてもらい、何もなかったら解散すると思います。

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キラキラ大好き【illust/105858868】
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ルミナス＆ルミエラ【illust/105494415】