戦艦 (Imp.Vdon)S.Válkeignieg

統制ナセレ海軍[RNF]の戦艦。
元は"Vdon(ヴドン)"級として建造中であった艦である。建造は世界戦争初期であり、ヴドンと同時期であるため基本となる構造もおおよそ同じであった。軍港都市"Mâgguia(マグイア)"の造船所で建造されていたが、軍政下での軍産業方針の変更の影響で進捗70%前後で建造が停止され、後継艦の建造が急ピッチで進められることとなった。その間はドッグで放置するわけにもいかなかったようで、港外の宿泊船と練習艦と一緒に留め置かれていたようである。
世界戦争中期、統制ナセレ海軍の艦艇消耗度合いが高くなったことを受け、本艦は現役に復帰することとなった。その際には、新しく開発された対水上用のレーダーや水雷防御用の装甲を追加で装備することとなり、改修を受けた。武装は当初のままの32.6cm連装砲6基とその他対空火器とされた。機関銃は移動銃架で搭載されることとなっていたが正確な搭載数は不明である。
世界戦争後期の終盤戦においてトリル皇国領プロヴァラント海軍の一等戦艦"Wschim Ryzpp Fy^mgyscin(ウスチム リズペーペー フムガイシン)"と交戦した。海霧を活かして巧妙な戦いを強いてくるプロヴァラントに苦戦していた。S.Válkeigniegはプロヴァラント側の増援が来ることが見込まれたため早急な撤退を上層部に申し入れたものの上層部の現状維持命令に基づいてその場で戦闘を続けた。案の定プロヴァラント側は増援が辿り着き、その上トリル皇国も後を付けてきていた。そんな中統制ナセレ海軍側は主力を別方面に割いていたためにほとんど部隊が到着に間に合わず、ほぼ防衛線の現状維持も絶望的な物となっていた。トリル皇国尖鋭水上軍の戦艦"Naonadlapt(ナオナラプト)"が降伏を求めて接近を図ってきたがそれに対し単艦で突撃し両艦ともに爆沈した。
艦名は旧ハプズ大公"Shuklessáz Válkeignieg(シュクレセズ ヴァルキーニヒ)"に由来するもの。同名の艦が沿ハプズ王国海防軍にもいる。
改ヴドン級として設計変更を受けた後に同型艦の建造も予定にあったが戦時下の軍備計画によって中止となっている。
名称　(imp.Vdon)Shuklessáz Válkeignieg/(改ヴドン級)シュクレセズ ヴァルキーニヒ 戦艦
所属　統制ナセレ海軍[RNF]
塗装　灰色
主砲　32.6cm連装砲　6基
対空　88mm単装高角砲　4基
対空　81.5mm単装高角砲　5基
機銃　37mm単装機関砲(移動銃架) 基数不明
機銃　13.2mm連装機関銃(移動銃架) 基数不明
機銃　13.2mm単装機関銃(移動銃架) 基数不明