【ネタバレ】鯨骨とベント

大丈夫、君は知っているだろう。
溢れる熱が、命をつないでいくことを。

■やたら長くなるのを避けたくてサクサク進めた。
ポーラータングは小説ではツバメ英語では熱帯魚だから鯨なんてかすりもしないんだけど、ポラタンのスタイルがめちゃめちゃホッキョククジラなのでホッキョククジラもいいな～と思って描いた追悼漫画です。悲しすぎる。ホッキョククジラくん、口と目の位置がバグっててかわいいので調べてみてください。

＜以下大変ふわっとした内容ですので詳しくは調べてください。＞
何をテーマにして描いたかという話。
海底には生命を生み出しているとされる熱水噴出孔というものがあって、そこが命の起源とされているそう。
ここで生まれた卵とかが海流によって生命を広げていきます。
んで、鯨は死ぬと「鯨骨生物群集」というのが構成されていって、色々な生物がここを食事場にしたり住処にしたりします。
鯨はでっかいので、海底に横たわる骨が生物の移動を手伝って、生命を別の熱水噴出孔にたどりつかせる。
それが、鯨骨が生命を海に広げる橋渡しをしているんじゃないのという「飛び石仮説」というものだそうです。
また、熱水噴出孔は英語で「hydrothermal vent」と言います。
そんで、ventは孔、通気口、圧力降下などの意味があって、心臓外科手術でも登場する言葉だったのがすげー！ってなりました。
ベントがどういう手術？なのかは調べてもよくわからなかったが…違う意味で捉えてたらめちゃめちゃ恥ずかしいですね…ふわっとね…受け止めてもらって…

というわけで、この話を描く上でイメージしていたのは、
熱水噴出孔＝ロー（生命の起源）
鯨骨＝ポラタン（生命の住処）
群衆＝クルー（生命を広げる）
ベント＝ポラタンの精みたいなやつ（”信じられてるぞ””生きろよ”という思いの回路）
飛び石仮説＝涙（心臓が起きる手段として）※海中では涙は出せないので、鯨くんがローを通り過ぎるときに涙もっていったよ、という意味。
ので、タイトルは「ポーラータング」。

というわけでした。敵船のクラバウターマンまでは描かれないかしら…
ポラタン大好きだったよ。合掌（許さん）。

イメソン/海の幽霊
海獣の子供のpVがとても好きです。映画はこれから見ます。