長谷川等伯

元亀2年（1571）能登国（七尾）から
長谷川等伯、長男久蔵　上洛

能登から彗星の如く現れた天才
等伯は秀吉からも製作受注を受ける。
室町幕府以来の御用絵師集団狩野派をも脅かした。

長男久蔵は父譲りの画才に恵まれ、右腕として、長谷川派を盛り立てる。が、26歳で夭折

徳川政権でも、狩野派は庇護を受け、狩野探幽も才能を開花させた。

長谷川派は表舞台の仕事だけでなく、遊楽的風俗画へと移っていく。

狩野派はスタジオ方式の絵画制作システムを完成させ、幕末まで画壇のトップに君臨していく...

狩野派と長谷川派の『たたかい』として...
天正18年(1560)勧修寺晴豊の日記に、御所の障壁画製作に、長谷川等伯が割り込んできたとある。そして狩野永徳と息子光信が阻止した、
と妨害の記述がある。

等伯は狩野永徳の長男光信とも交流があったとも云われている。
久蔵毒殺説は飛躍し過ぎか。