2013JDM Import No.153: Transit

トランジット コネクトは、フォード・ヨーロッパが開発し、フォード・オトサンが製造するパネルバンである。この車はピーター・ホーベリーによりデザインされ、旧態化したフォード・エスコートとフィエスタを基にしたバンのクーリエを代替して2002年に導入された。クーリエは同年に生産終了となった。

レジャー・アクティビティ・ヴィークルのフォード・トルネオ コネクトは、トランジット コネクトに後部の側面窓と後部座席を追加した車である。輸入される軽トラックに課せられる鶏肉税を回避するために北アメリカ向けのトランジット コネクトは全車乗用車として輸入されている。

トランジット コネクトは、元々はフォード・フォーカス用前輪駆動のフォード・C170プラットフォームを採用しており、現行のプラットフォームは北米向けフォーカスと同一のものを使用している。名称以外ではトランジットと共用する部品はほとんど無い。コネクトはオトサン社がトルコのイズミット、コジャエリ近郊のにある全く新しい工場で、オートモビル・クラヨーヴァ社がルーマニアで生産している。

トランジット コネクトは『プロフェッショナル・バン・アンド・ライトトラック』誌の「バン・オブ・ザ・イヤー 2004」を受賞し、北アメリカ市場に導入された初年度には北米国際オートショーで「ノースアメリカ・トラック・オブ・ザ・イヤー 2010」を受賞した。