楽描き「花育む少女のトロフィー」「菖蒲を生ける」「そちらのお品〜

たまった「楽描き」6枚です。サイズは全てA4。
1枚目「花を育む少女のトロフィー」：花から描き始めて徐々に下へ描き降りていった感じ。トロフィーとは狩りの獲物の首を壁に飾ってある、あのトロフィー。ちょっと危ないイメージ。
2枚目「菖蒲を生ける」：こういう服装の人が住んでいる土地に菖蒲は咲いていない気がします。グラフィーロという万年筆専用用紙に初めて描きました。インクを滲ませても紙がシワにならなくていいです。インクの色の出方も他の髪と違います。インクはセーラーのゆらめくインク「花心」一色だけ。
3枚目「そちらのお品物が見たいわ」：父方の祖母（故人）が、80過ぎて肩を骨折するまでこの髪型だったなあ、と思いながら描きました。私が生まれた頃からは洋服だけでしたが、実家から出てきた昔々の写真では着物にこの髪型でした。
4枚目「階段を降りてくるマダム」：ブラウンピンクというインクです。滲ませると確かにピンク。階段は手すりを背景の滲んだ線だけで表現。（ただの手抜き）
5枚目「ちょっとこの衣装用意したのだれ!?」（私です……）：これも頭の上の花から描き始め、顔までいったら不満げな表情になったので「困ったな」と思いつつ服を描いたらひどいデザインだったので、この題になりました。モンブランのミステリーブラックという定番インク。滲ませると完全に紫で驚きました。
6枚目「談話室にて」：実は同じ構図で2枚目。2回目でも全く上手くいってないです。お貴族のお坊ちゃんが談話室（昔の欧米のお屋敷ではディナー後に男女が分かれて入るサロンルームがあって、社交を深めていたそうです）で放心している感じ。
「X」に出した順番と入れ替えてます。顔の向きとか、色味とかを見て並べ替えます。