【都道府県士!】まだ幼かったあの日

まだ東京さんが幼かった頃、彼を狙ってテロリスト集団が襲撃してきました。彼の御庭番衆である山梨さん、三重さん、滋賀さんが迎撃しますが、まだ幼い東京さんは酷く怯えてしまっている。そんな様子を見かねた三重さんは彼の最後の砦となりこんな言葉を残しました。東京さんが唯一三重さんを「兄ちゃん」と呼ぶのはここにルーツがあるのかもしれません

「大丈夫だよ
君のことは必ず
俺達御庭番衆が守り抜くから
絶対に傷つけさせない
必ず、必ず守り抜くから
だから前を向いて
民を不安にさせないように
顔を上げて
笑って
ただ真っ直ぐ
太陽が照らす道を進むんだ」

【「都道府県士!」という作品について】
都道府県を男子擬人化させ、現実世界を普通に生きる彼らの日常や仕事の様子を描く話。
彼らのことをそれぞれ都士、道士、府士、県士と呼ぶ。
旧国は祖父にあたり、藩は父にあたるため、同じ父や祖父を有する都道府県もある。(富山と石川など)
県庁所在地のおおまかな県民性を彼らの性格としている。オリジナル要素の方が強め。
手に職をもっていたり慈善団体に所属している者もいるが、本職はみな「自身の都道府県の盛り上げ」。
各都道府県民達の祈りから生まれた存在で、言うなれば神の人間のハーフ、神の子＝神子。生まれた日などは明確に残されていないため誕生日は存在しない。
人間の法で裁くことはできないので、中には犯罪を犯しているものもいる。