親衛隊の外出服

フィールドグレー開襟型制服を外出着として着用した1938年頃のアルゲマイネSSのSS中佐です。
◆SSでは1937年頃よりSS特務部隊(SS-VT、武装SSの前身組織)とSS髑髏部隊(SS-TV、のちに武装SS“トーテンコープフ”の中核部隊となる)にフィールドグレーの制服が導入されていましたが、アルゲマイネSSでも1938年になってようやくフィールドグレーの制服が導入される事となります。
アルゲマイネSSではフィールドグレー開襟型制服はまず常勤の本部要員に支給され、その後着用が認められたSS隊員にも支給されます。しかし、非常勤のアルゲマイネSS隊員にはフィールドグレーの制服は支給されず、1938年以降も黒制服を着用し続けました。
◆外出服とは、訪問外出時や式典・パーティーなどで着用された全階級共通の制服です。外出服着用時は乗馬ズボンではなくストレートズボンを穿いたほか、ウエストベルトとサムブラウンベルトは基本的に着用しない規定となっていました。
このストレートズボンの両サイドには縫い目に沿って白のパイピング(側章)が施されていたほか、ズボンの裾には短靴を通すための布または革製ループが付けられていました。なお、外出服着用時のフットギアは、サイドゴアタイプの黒革製ショートブーツ、もしくは黒革製短靴を履きます。

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2023-09-02 11:51

 Yasu


Comments (4)

安埜雲 2023-09-02 15:34

アルゲマイネSSの面々にとってはこの制服は国防軍と肩を並べた的なステータス感があったのでしょうか? 

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