挿絵6「壁ドン」
「元気ないですね、うすのろ。私に慰めて欲しいんですか? それとも、叱って欲しい?」
彼女は相変わらず、悪戯っぽい視線を向けてくる。軽く小馬鹿にした表情で首を傾げるその仕草はとにかく可憐だった。
「もしかして、罵倒されながら年下の私に犯されたい変態さんなんですか?」
嘲りながら憐れむように煽る玲。
いつの間にか、壁際に追いやられていた。逃げ道を塞がれる。それは自分の落ち度を認め、受け入れ、服従せよという圧力と挑発。
自分の愚かさを反省してはいたが、流石にこうも馬鹿にされるともうどうでも良くなってくる。
ささやかな反骨心を振りかざして彼女の意外と細い腰に手を回し、強引に抱き寄せた。
今日は君をたくさん鳴かせる——今回の失敗を棚に上げてのその宣言に、玲は嬉しそうに目を細めた。
「楽しみです」
彼女は相変わらず、悪戯っぽい視線を向けてくる。軽く小馬鹿にした表情で首を傾げるその仕草はとにかく可憐だった。
「もしかして、罵倒されながら年下の私に犯されたい変態さんなんですか?」
嘲りながら憐れむように煽る玲。
いつの間にか、壁際に追いやられていた。逃げ道を塞がれる。それは自分の落ち度を認め、受け入れ、服従せよという圧力と挑発。
自分の愚かさを反省してはいたが、流石にこうも馬鹿にされるともうどうでも良くなってくる。
ささやかな反骨心を振りかざして彼女の意外と細い腰に手を回し、強引に抱き寄せた。
今日は君をたくさん鳴かせる——今回の失敗を棚に上げてのその宣言に、玲は嬉しそうに目を細めた。
「楽しみです」
35
50
599
2023-09-05 20:41
Comments (4)
バックが真っ黒なのと表情で独特の雰囲気を醸し出してると思います
View Replies