武尊

オリオンの兵士は、黒鬼と呼ばれる。

生まれた時(生産工場でクローンとして製造される)から、その漆黒の戦闘装甲服が、彼ら自身の肌である。(着脱装置を使用しなければ、自力でその戦闘装甲服を着脱することはできない)

名前は番号で呼ばれる。

黒鬼には、大きくわけて二つがあり、クローン兵士とそうでない兵士(つまり募集や志願)の二種類で、その二つでは扱いが全く異なる。
前者は自動機械化歩兵(戦闘ドロイド)、つまり道具と同じような扱いを受けるが、後者には人権がある。

いずれにせよ、黒鬼は酷い言い方をすれば、オリオンの戦争機械にしかすぎない......

黒鬼は、生まれた時から戦闘装甲服を着用させられ、これは自力での着脱は不可能である。
さらに、首元には遠隔操作可能な爆弾が装備されており、オリオンに逆らったりすると、処刑される。

基本的にウルトラオメガブラックである。労働基準なぞという概念は存在しない。
機械は休まないからな。彼らは道具や機械と同じなので、休むことなぞは決して許されないのだ......

彼らは休まなくても働けるように設計されている。

そんなウルトラオメガブラックな暗黒世界だが、彼らはオリオンに忠誠を誓っている。
肉体、魂、遺伝子レベルで教育され洗脳されているからだ。(基本的にはどんな命令も聞く。例えば、その場で自ら両眼を抉り出し四肢を切断し自殺しろという凄まじい命令も忠実に実行する。素晴らしい)

初期のクローン兵は、質が悪く、反乱をしたこともあり、失敗作だった。
そのうち、頭部(脳)に精神を支配し制御する機械装置を装着したり、恐怖で従わせるようにした。
さらに技術が進歩し、魂や遺伝子レベルで洗脳することができるようになり、さらに質の良いクローン兵が製造できるようになった。

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「我は黒鬼。オリオンの偉大なる手先なり。生まれしほどよりこの漆黒の装甲服がおのれの肌なり。我の魂はオリオンにあり。その全ての命捧げ、戦に勝つなり」

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「現状報告」
「敵残存勢力殲滅中、敵性脅威は発見次第即時殺害」
「一部逃走。追跡しますか？」

「うむ、追跡し確実に殲滅しろ」

「ダ (了解)」

武尊は、第二原作ブラックレコードの主要登場人物の一人である。

オリオンの黒鬼(軍人)の一人。

その名の通り、日本人の原種の人である。
本名は、タケル。(タケルという同名の人は大勢いる。姓に関しては機密)
(ウメと呼ばれることもあるので、梅なんとかなんとか武尊の可能性が高い)

識別番号だけでなく、ちゃんとした名前があるので、それなりに地位のある人である。
(大量生産のクローン兵ではなく、ちゃんと両親から生まれた人である)

タケルは、オリオンの精鋭部隊の隊長を務めている人である。

その実力は、かのシ･イリカ･イシトと同等レベルとされている。

この人だけで外伝作品を作れるほどである。

上からは、仕事熱心な人という評価を受けている。
実際、性格は超真面目である。(冗談などは通じない真面目な性格なので、気を付けたほうがよい)