合体迷走ナシクズサー113-2

illust/106359817
illust/110381064
illust/111195376

illust/111959978→続き。
とりあえず、学内の一般生徒に事が及ばないように、目立たない校舎裏あたりへ移動。

遥「えぇっ！？　理久ちゃん、美顔の掟のスパイだったの！？」
遥も今知りました。すでに下の名前呼び。
偏「てめえ、遥に妙な仕込みしたりろくでもないこと吹き込んだりしてねえだろうな！？　こいつと高嶺は俺の未来の希望だillust/106420935！　何かしやがったら承知しねえぞ！！」
遥「…だから、ナチュラルに抱き寄せるのやめてよ…あたし今、部の練習の後で汗かいてるから…
というか、美顔の掟のスパイだったことを、何でひとちゃんが知ってるの？」
偏「あーーーえーーーまーーーそのことは今は置いといてillust/110443595！！」
一方の明日田理久＝後方のアスタ・リスクは動じず。
アスタ「あなたたちがナシクズサーの操縦手であることは、特に周りには伏せてないらしいけど…その子は、あなたたちの機密に当たるようなことは特に漏らしたりしてないわよ。その辺はさすがね」
偏「当然だ！　こいつも俺たちと一緒に幾多の修羅場をくぐってきた、すでに猛者だ！」
遥（………
理久ちゃんがスパイだって知らなかったから、特に意識して口に出さなかっただけなのは黙っとこう…）

偏「てめえらも、ここに来てまた動き出しやがったな。オゾマキナや生身武侠衆が瓦解してほとぼりが冷めたと思ってるのかもしれねえが、てめえらのお得意の手口のインチキな人体強化なんぞ、大手を振ってやらせはしねえぞ！」
アスタ「相変わらず、仮にもうちの大義を一方的にディスってくるわね、十文字偏。

インチキでも何でも、美顔の掟の技術力を欲する、真面目に生きてても埒の開かない弱い人たちは山ほどいるのよ。
あなたたちのお高い理想で、そういう人たちまで全否定するのかしらね？」
偏「何だと…？」

続く予定です。