ウダギ

「これこそが我々の宿命であり、道なのだ」
「暗黒の苦しみは、我々の力の本質を示してきた」
「暗黒(ダークサイド)の偉大な力を知るがいい！」
「死ねい！」
「ウ"ォ"ォ"ォ"ァ"ァ"ア"ア"ア"ア"ァ"ァ"ァ"ァ"！"！"！"！"」

「私の永遠の肉人形(奴隷)となるか、ここで苦しみながら死ぬか、どちらがよい」
「お前の望む通りにしてやろう」

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ウダギは、第二原作ブラックレコードの登場人物の一人

ウダギは、オリオンの暗黒卿(ダークサイドの力に精通する者)の一人であり、強力なダークサイドの力の使い手である。

キザタという舎弟がおり、ダークサイドの力を教えている。

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「ウ、ウダギ、俺に暗黒(ダークサイド)の力を教えてくれ！」

「......よいだろう」
「貴様にその覚悟があるのならばな......」

「ああ、あるとも...... 俺は力が欲しい！」

「ウランラガの教えは、全て覚えたか」

「ああ、覚えた」

......

「知識として有するのは十分だが、何よりも重要なのは経験だろう」
「最初は誰でもできんからな」
「まずは、基本的な技を見てもらおう」

「はい」

「ウ"オ"オ"オ"ォ"ォ"ォ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ア"ア"ア"ア"！"！"！" ！"」
バァァァァァァッッッッ！！！！

「す、すごい！」

「基本中の基本だ」
「この攻撃では、大抵の物は破壊できる」

「すばらしいです」

「ウランラガの教えは知っていると思うが、改めて言おう」
「力があればなんでもできる」
「お前の望むようにできる」
「そのことは、よく分かっているな」

「もちろんです」

「だが、その力に囚われ、慢心するとよくない」
「常に真剣に生きるのだ」

「はい、分かりました」

......

「ダークサイドの力は素晴らしいが、力と引き換えに美容上の問題が発生する場合がある(これは人による)」
「ダークサイドの強力なエネルギーは、自らの身体をも破壊することがあるからだ。特に顔面がボロボロに崩壊し醜悪になることが多い」
「また、最悪の場合、自分自身がその力に耐えられず、死亡する場合もある」
「そのため、ゆっくりと慣らす必要がある」
「それが使えるようになったからといって、無理していきなり過剰に力を引き出せば、重い代償を受けるだろう」
「気をつけるのだぞ」

「はい」

「それでは、其方に暗黒(ダークサイド)の力を授ける」
「目をつぶり、力を抜くのだ」

「......」

「いくぞ」

凄まじい激痛

......

「起きたか」
「随分と寝たな」

「......」

「気絶したようだな」
「まあ、想像を絶する激痛だからな」

「......記憶がない」

「心配するな」
「どうだ、何か感じるか」

「......」

「まあいい」
「少し休め」

......

「キザタ、お前にはやらないが、これは相手の精神(魂)を支配し服従させる技だ」

「手から黒い煙が出ていますね」

「これを相手の頭部を掴み、直接流し込む」
「すると、その相手は奴隷になる」

「なるほど」

「ただ、一度やると、二度と永遠に元には戻らん」
「気をつけろよ」

「はい」

「そしてお前には、こういったダークサイドの攻撃から身を守る防御手段を教えなければならない」
「一度敗北すれば、永遠に終わりだろう」
「これは、とても重要なことだ、よく覚え、使えるようになれ」

「分かりました」

「ダークサイドの力は、攻撃技術よりも防御技術のほうが非常に重要である」
「何故ならば、ダークサイドの攻撃の一つ一つは、致命的なものが多いからだ」
「一度でも攻撃を受ければ、それで終わりの場合が多い」

「なるほど」

......

「キザタ、それではお前に仕事を任せる」

「はい」

「あの技(電撃を放ち相手を醜悪な肉塊の怪物に変える技)は使えるよな」

「はい」

「それでは、こいつを処刑しろ」

「......」

「......さあ」

「......」

「......」

「......」

「......どうした」

「......だ、だめだ」
「お、俺には、人を傷つけることはできない」
「そんなこと、できない......」

「何を言っている...... やるのだ」

「......っ」
「......」
「......だ、だめだ、大切な命を傷つけるなんて、やっぱり俺にはできない......」

「......おい！！！！」

「ご、ごめんなさい......」

「一体何のために貴様に力を授けたと思っているのだ！！！！」
「貴様はそんなことすらできないのか！！！！この大馬鹿者が！！！！」
バン！！！！

「いたっ！ご、ごめんなさい！」

「貴様はそういった己の甘さを克服しなければならない！！！！」
「そして貴様がその甘さを克服できるのは、今この瞬間だけだ！！！！」
「さあ、こいつを処刑しろ！！！！」

「うう......」

「それとも貴様が死ぬか！！！！」

「い、いやだ......」

「ならばこいつを処刑しろ！！！！！」

「うっ......ぁぁ......うァ"ァ"ァ"ァ"！"！"！"！"」
バババババババババババ！！！！！

「......」

「......」

「......よくやった」
「お前は成長した」

「......」

「......貴様にいいことを教えてやる」
「よく聞けよ」
「人を支配するには、恐怖と暴力で服従させるのだ」
「さうすれば、貴様の思い通りに操ることができる」
「人を支配し奴隷とするのだ。貴様はより強くなり、支配者とならねばならん」
「弱者は、玩具のように扱われ捨てられるだけだ」
「命の価値とは自らの努力によって築き上げるものだ。それを怠った者に権利も未来もない」
「いいな？」

「......」

「おい」

「......」

「返事をしろ」

「......はい」
「......分かりました」