双発ジェット艦上機　S0A　「旭光」

以前制作した架空機の3DCGモデルをStable Diffusionでディティールアップして画を仕上げてみました。
5年前は想像もしてない制作方法ですが、技術の進歩ってすごいですね。

以下、設定(前回とほぼ変更なし)

全長：14.0m
全幅：15.5m
全高：5.0m
武装：20mm機関砲×4　対空ミサイル×4(機外×2　機内×２)

愛知航空機S0A旭光は、日米停戦合意後に日本海軍が採用した初のジェット艦上機である。

当初、本機は空技廠によって設計され、双発ジェットエンジンと電装品の試験を目的とした実験機であった。しかし、ジェット機対応に改装された改大鳳型空母が就役した際、本命のジェット艦上戦闘機の開発が間に合わなかったため、仕方なく本機が制式採用された。本機の特筆すべき点は、その暫定的な採用経緯にもかかわらず、20年以上にわたって日本海軍の主力機として活躍したことである。停戦後、軍需産業を中心にした日本経済が崩壊し、その回復のために民間優先の政策が採られた。この影響で日本海軍は大規模な軍縮を受け入れることとなり、厳しい状況の中で、技術的にも難易度の高いジェット艦上戦闘機の開発を進めることが困難であった。そのため、より小規模で制約の少ない誘導弾（ミサイル）の開発に注力することとなった。S0A旭光は戦闘機としての性能は評価されなかったが、誘導弾の母機としては非常に優れた特性を持っていた。本機は誘導弾とともに搭載レーダーも段階的に改良され、全天候型ジェット艦上機として長期間、第一線で活躍することができた。

複雑な経緯が影響して、本機は「旭光」という名称以外に正式な名前が付けられず、S0Aという機体番号も、後継機がS1Aとなったことから逆算して後に付けられた非公式な番号である。また、S0Aは1970年代に全天候対地攻撃機S2Aとして再生産されている。

機体は実験機であったことから、搭乗員の意思疎通を容易にする並列複座となっている。射出座席はまだ存在せず、緊急時には前部ランディングギアを投棄し、座席の下から脱出する形式を採っている。搭乗も前部ランディングギアを利用して行う。

アメリカ合衆国からは「日本版F3D」と評価されている。