QPz.72SR

キユ改民共和国陸軍[QMPRAA]の中戦車。
世界戦争終結後に成立したキユ改民共和国であったが、新しく創設した軍は以前の統制ナセレ時代に統治されていた頃のものがほとんどであった。また、特にキユ改民共和国周辺における治安情勢もそれほど悪かったわけではなかったため数もそれほど多くは無かった。世界戦争後に起きた連合諸国の兵器売却や軍備削減による兵員の移籍などが相次ぎ、それまで規模の小さい軍備であった中小国家における急激な軍拡が始まった。キユ改民共和国周辺もその影響を強く受け、統制ナセレの敗戦によって協同軍・連合軍の多くの資材や兵器が横流しされた。これによって国家間における軍事的競争が起き、特に東ダウタント(ドータン)は一気に軍事国家ともいえる規模にまで拡大した。それによって自国の安全が脅かされると考えたキユ改民共和国は新しく戦車を導入することを決定した。それによって得たのがトラント帝国製のPz.72系列であった。自国への搬入時点で搭載砲は5cm戦車砲か5.7cm戦車砲であったが、火力的に不足すると考えられ7.5cm戦車砲を搭載することとした。トラント帝国の敗戦によって多くの余剰火砲があったもののそのうち短期間の改修で済ませられるとしてPz.72Kなどに搭載されたVf-Pk42/75mmが搭載されている。他の中小国の改造戦車と比較すれば火力はかなり低いものであったがキユ改民共和国はそれでも対処できると考えていたのである。それ以外で問題とされたのが防御能力で、車体・砲塔ともに戦車砲はほぼ確定で貫徹されるものと考えられた。そこで申し訳程度(本当に)ではあるものの外部の増加装甲を追加することで対応した。すべての性能において難しかなかったもののそれまでの使い物にすらならない(またはそうなる可能性の高かった)戦車に比べて本車はよくできていたため陸軍では大いに歓迎されたという。
名称　QPz.72SR
乗員　4(5)名
主機　?
主機冷却　空冷
最高速度　47km/h
砲塔旋回速度　11.2°/s
主砲　7.5cm榴弾砲[Vafmann-Kannonel(ヴァフマンカンノネル) Vf-PanzerabwehrKanone42/75mm]　1基
弾種　低抵抗被帽付徹甲弾(APCBC),対戦車榴弾(HEAT),徹甲榴弾(APHE),榴弾(HE)
最大貫通力　100mm(HEAT)
装填速度　12秒
装弾数　61発

機銃　8.5mm機関銃[Iohaglty Ihg-NAZ]　2基
最大貫通力　13mm
弾種[配列順]　徹甲弾(AP),焼夷弾(I),徹甲曳光弾(AP-T)
装弾数　75発(ベルト)*9セット*2挺

機銃　7.62mm同軸機関銃[Schmoiser Hartmann(シュモイザー・ハルトマン) SHMG11/A]　1基
最大貫通力　10mm
弾種[配列順]　徹甲弾(AP),焼夷弾(I),徹甲弾(AP),徹甲曳光弾(AP-T)
装弾数　120発(ベルト)*6セット

機銃　7.62mm機関銃[Schmoiser Hartmann(シュモイザー・ハルトマン) SHMG11/A]　1基
最大貫通力　10mm
弾種[配列順]　徹甲弾(AP),焼夷弾(I),徹甲弾(AP),徹甲曳光弾(AP-T)
装弾数　120発(ベルト)*6セット

曲名:[架空軍歌]キユ改民共和国軍 行進曲 "Toamna"
URL:https://youtu.be/w7e76OCgYT4