10.7の背景
【1947-1948年】
パレスチナ人口はユダヤ人60万人(植民者)とパレスチナ人(アラブ系先住民)130万人
国際連合安全保障理事会決議181によりユダヤ側にパレスチナの56%が与えられ、残り44%がパレスチナ側与えられる
アラブ側は納得しない
理由は二つ
1)人口に対して与えられた土地の比率が不公平だから
2)そもそも自分達が先住民で相手側は植民者だから
一方ユダヤ側は納得し、さらにパレスチナ全体を支配する意思を宣言する
第一次中東戦争が発生
戦争の結果、現在イスラエルとなっている土地からアラブ人口の90%(約75万人)が追放され、その約3分の1がガザに移動する
(現在もガザ人口のほとんどが当時移動してきた難民)
もう一つの結果として、イスラエルが決議181号に反してパレスチナの領土を獲得する
パレスチナ側に残された土地はヨルダン川西岸とガザのみ
【1967〜1987年】
イスラエルがさらに拡大しパレスチナ全体を占領する
国際連合安全保障理事会決議242号が採択される
決議によると「戦争によって領土を獲得することは承認しがたい」
つまりイスラエル軍が最近の戦争で占領した諸領域から撤退すべき
また、両側がお互いを国家と認め平和に暮らす権利を承認すべき
48年の戦争でイスラエルが違法に獲得した領土は返されない
それでもパレスチナ側は平和のために決議に賛成する
しかしイスラエルは無視する
無視するどころか、国際法に従って対立を平和的に解決するというパレスチナのスタンスを「問題」と表現する
イスラエルによるパレスチナ人の殺害、住宅の破壊、入植行為がエスカレートする
【1988-1989年】
パレスチナ人が平和的反乱を起こす
イスラエルは暴力で反乱を潰し、パレスチナ政治家に特権を与えてパレスチナ政府をイスラエルの管理人にする
よってパレスチナ政府が非国民的な組織になる
【2006年】
パレスチナで選挙が行われ、ハマス政党が民主的に当選する
(ヒラリー・クリントンはこれに対して「選挙を不正操作すればよかった」と発言)
イスラエルは即ガザに封鎖を加え、食糧や医療品の入手、人の出入りが不可能になる
ガザ地区が「野外刑務所」と知られるようになる
「世界最大規模の強制収容所」と呼ばれることもある
ハマス政権は再び国際法に従ってイスラエルと交渉したい旨を示す
イスラエルは断り、次々虐殺行為やインフラの破壊を繰り返す
ガザ地区の状況は人道的大惨事
【2018年-現在】
ガザ住民は再び平和的反乱を起こす、今回もイスラエルが暴力で潰す
子供や医療者、ジャーナリスト、老人などがたくさん殺害される
清潔な水や食糧、医療品がさらにガザ住民の手に届かなくなる
雇用も発生しない
イスラエルが全てをコントロールする
人間が生きるために必要とする最低限のカロリー数を計算して、その量の食糧しかガザに届けない
パレスチナ人の殺害、住宅の破壊と入植行為も、もちろん続く
…
これが10月7日の背景
ここで一つ考えてほしいことがある
ハマスによる攻撃は「テロ攻撃」と呼ばれる
第二次世界大戦のワルシャワ・ゲットー蜂起を「テロ攻撃」と呼ぶ人いる?
民間人に対する暴力は、もちろん許せない
しかし真実を隠すような表現も許せない
背景と事実を知って判断することだ
理解への道はここがスタートライン
パレスチナ人口はユダヤ人60万人(植民者)とパレスチナ人(アラブ系先住民)130万人
国際連合安全保障理事会決議181によりユダヤ側にパレスチナの56%が与えられ、残り44%がパレスチナ側与えられる
アラブ側は納得しない
理由は二つ
1)人口に対して与えられた土地の比率が不公平だから
2)そもそも自分達が先住民で相手側は植民者だから
一方ユダヤ側は納得し、さらにパレスチナ全体を支配する意思を宣言する
第一次中東戦争が発生
戦争の結果、現在イスラエルとなっている土地からアラブ人口の90%(約75万人)が追放され、その約3分の1がガザに移動する
(現在もガザ人口のほとんどが当時移動してきた難民)
もう一つの結果として、イスラエルが決議181号に反してパレスチナの領土を獲得する
パレスチナ側に残された土地はヨルダン川西岸とガザのみ
【1967〜1987年】
イスラエルがさらに拡大しパレスチナ全体を占領する
国際連合安全保障理事会決議242号が採択される
決議によると「戦争によって領土を獲得することは承認しがたい」
つまりイスラエル軍が最近の戦争で占領した諸領域から撤退すべき
また、両側がお互いを国家と認め平和に暮らす権利を承認すべき
48年の戦争でイスラエルが違法に獲得した領土は返されない
それでもパレスチナ側は平和のために決議に賛成する
しかしイスラエルは無視する
無視するどころか、国際法に従って対立を平和的に解決するというパレスチナのスタンスを「問題」と表現する
イスラエルによるパレスチナ人の殺害、住宅の破壊、入植行為がエスカレートする
【1988-1989年】
パレスチナ人が平和的反乱を起こす
イスラエルは暴力で反乱を潰し、パレスチナ政治家に特権を与えてパレスチナ政府をイスラエルの管理人にする
よってパレスチナ政府が非国民的な組織になる
【2006年】
パレスチナで選挙が行われ、ハマス政党が民主的に当選する
(ヒラリー・クリントンはこれに対して「選挙を不正操作すればよかった」と発言)
イスラエルは即ガザに封鎖を加え、食糧や医療品の入手、人の出入りが不可能になる
ガザ地区が「野外刑務所」と知られるようになる
「世界最大規模の強制収容所」と呼ばれることもある
ハマス政権は再び国際法に従ってイスラエルと交渉したい旨を示す
イスラエルは断り、次々虐殺行為やインフラの破壊を繰り返す
ガザ地区の状況は人道的大惨事
【2018年-現在】
ガザ住民は再び平和的反乱を起こす、今回もイスラエルが暴力で潰す
子供や医療者、ジャーナリスト、老人などがたくさん殺害される
清潔な水や食糧、医療品がさらにガザ住民の手に届かなくなる
雇用も発生しない
イスラエルが全てをコントロールする
人間が生きるために必要とする最低限のカロリー数を計算して、その量の食糧しかガザに届けない
パレスチナ人の殺害、住宅の破壊と入植行為も、もちろん続く
…
これが10月7日の背景
ここで一つ考えてほしいことがある
ハマスによる攻撃は「テロ攻撃」と呼ばれる
第二次世界大戦のワルシャワ・ゲットー蜂起を「テロ攻撃」と呼ぶ人いる?
民間人に対する暴力は、もちろん許せない
しかし真実を隠すような表現も許せない
背景と事実を知って判断することだ
理解への道はここがスタートライン
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2023-11-12 22:03
Comments (1)
10.7の文書 ありがとうございます。参考にさせて貰いました。 国連安全保障理事会決議181は、国連総会決議181(Ⅱ)のことと思います。(国連安全保障かりじかい決議181は別の内容です。) 埋図