火野こまちｖｓ悪神(四罪のキョーちゃんこと共工)

《ストーリー》
農業をこよなく愛する筋肉農業っ娘・火野こまちは最近、豪雨に困っていた。
やがて、その原因が悪神・四罪の一角にして酒好き、女好き、下ネタ好きである蛇の悪神・共工(きょうこう)が毎日のように好物である酒を浴びるほど飲みまくっており、酔った勢いで神力を用いて大雨を降らしていることが分かった。
農業にとって雨は天からの恵みなのだが、過ぎたるは猶及ばざるが如し……降り過ぎると作物が育たなくなるばかりか最悪、根腐れしてしまう恐れがある上、洪水が起こったりと人々の生活に悪影響を及ぼすのは明白である。
農耕神の加護を受けている火野こまちは、事態を重く受け止め、ただちに雨降らしをやめさせるべく共工のもとへと赴く。
相手は粗暴な上に、今は飲酒の影響で酷く悪酔いしている蛇の悪神………まともに会話できるわけもない。
しかも酒盛りを邪魔された事に怒って彼女に襲い掛かる始末。
死闘を繰り広げ、幾度か敗北しそうになるも持ち前の筋肉と身体能力で潜り抜け、起死回生の一撃を繰り出す。
重く、それでいて強い威力がこもった拳を受けた共工は大きな叫び声をあげたあと気を失う。
それに伴い神力も切れてしまい数日間、人々や作物を苦しめていた豪雨は消えていった。
共工と激しい死闘を繰り広げたこまちは疲労困憊、満身創痍のなか曇天が消えたあと、これ以上のない青空と降り注いでくる陽光を見やる。
そこでようやく解決したと悟り、彼女は太陽のように…そして快活に笑んでこう言った。

「サッパリとした良い天気だっ！」

※二枚目は傷無しバージョンです。