『フランドールの記憶』⑦
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魔理沙が帰った後、泣き疲れた私達はベッドに横になった。さっき大泣きしたおかげで一先ず落ち着いた私達は、静かに話を始めた。
幸哲「…ごめんね、フランちゃん。」
フラン「…どうして謝るの?一番可哀想なのはユキテツなのに…。私、こんなに他人を憐れんだのは初めてよ。」
幸哲「…俺さ…この事は、フランちゃんには黙っていようかと思ってたんだ。キミを悲しませたくなかったし、霊夢も『フランドールが知ったら癇癪を起こして暴れるかも』って言ってたから。」
フラン「…なによそれ。あの紅白女、年下のクセに子供扱いしやがって…。」
幸哲「でも…フランちゃんに嘘はつきたくないし、俺の最期をちゃんと知っておいて欲しかった。だから…本当の事を話したんだ。ごめんね。」
フラン「…また謝ってる。ユキテツはなんにも悪くないのに。私だって解ってるわ。どんなに激しく暴れても、遠くへ逃げても無駄だって。それに、適当に誂えた理由で半年後にお別れだなんて、私も納得しなかっただろうし。だからね、私…決めたの。」
幸哲「…。」
フラン「ユキテツが魂を捧げる時まで、私は貴方を全力で愛するわ。この半年間、貴方を誰よりも幸せな男にしてあげる。この私の初めての恋人が、悲しみながら死んでいくなんて許さないんだから。」
幸哲「…ありがとう。本当に…ありがとう。」
フラン「…ところで、ユキテツは私を女性として、異性として見てるって言ってくれてたよね。」
幸哲「ん…そうだね。」
フラン「それは、つまり…私の『身体』にも興味がある…ってコト?」
幸哲「…うん。あるよ、凄く。」
フラン「そっか…、ふーん…。それならよかった。」
幸哲「…慰めてくれるの?」
フラン「それもあるけど…。もうすぐユキテツが居なくなっちゃうって考えると、貴方の事を…心にも身体にも、深く刻み付けておきたいなって…思って…。ユキテツが残された時間を捧げてお話も弾幕ごっこもデートもしてくれるなら、私も貴方が望む事をしてあげたい。」
幸哲「フランちゃん…ありがとう…。本当に…本当に…『ありがとう』…それしか言う言葉がみつからない…」
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魔理沙が帰った後、泣き疲れた私達はベッドに横になった。さっき大泣きしたおかげで一先ず落ち着いた私達は、静かに話を始めた。
幸哲「…ごめんね、フランちゃん。」
フラン「…どうして謝るの?一番可哀想なのはユキテツなのに…。私、こんなに他人を憐れんだのは初めてよ。」
幸哲「…俺さ…この事は、フランちゃんには黙っていようかと思ってたんだ。キミを悲しませたくなかったし、霊夢も『フランドールが知ったら癇癪を起こして暴れるかも』って言ってたから。」
フラン「…なによそれ。あの紅白女、年下のクセに子供扱いしやがって…。」
幸哲「でも…フランちゃんに嘘はつきたくないし、俺の最期をちゃんと知っておいて欲しかった。だから…本当の事を話したんだ。ごめんね。」
フラン「…また謝ってる。ユキテツはなんにも悪くないのに。私だって解ってるわ。どんなに激しく暴れても、遠くへ逃げても無駄だって。それに、適当に誂えた理由で半年後にお別れだなんて、私も納得しなかっただろうし。だからね、私…決めたの。」
幸哲「…。」
フラン「ユキテツが魂を捧げる時まで、私は貴方を全力で愛するわ。この半年間、貴方を誰よりも幸せな男にしてあげる。この私の初めての恋人が、悲しみながら死んでいくなんて許さないんだから。」
幸哲「…ありがとう。本当に…ありがとう。」
フラン「…ところで、ユキテツは私を女性として、異性として見てるって言ってくれてたよね。」
幸哲「ん…そうだね。」
フラン「それは、つまり…私の『身体』にも興味がある…ってコト?」
幸哲「…うん。あるよ、凄く。」
フラン「そっか…、ふーん…。それならよかった。」
幸哲「…慰めてくれるの?」
フラン「それもあるけど…。もうすぐユキテツが居なくなっちゃうって考えると、貴方の事を…心にも身体にも、深く刻み付けておきたいなって…思って…。ユキテツが残された時間を捧げてお話も弾幕ごっこもデートもしてくれるなら、私も貴方が望む事をしてあげたい。」
幸哲「フランちゃん…ありがとう…。本当に…本当に…『ありがとう』…それしか言う言葉がみつからない…」
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東方
Touhou
フランドール・スカーレット
Flandre Scarlet
おにロリ
Older boy/loli
添い寝
sleeping together
手繋ぎ
tetsunagi
二次創作
fan work
東方オリキャラ
touhouorikyara
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2023-12-26 11:58
Comments (3)
なんか無性に紫をぶん殴りたくなってきた
小手好可爱