安眠を見つめる墓守　リアンサ

「圧倒的年上も一人は必要だ(※翻訳サイト経由)」という、人によって解釈が違いそうな要望が届きました。
どうすればいいのかと絵師さんと相談してみたら、実年齢が判らない美魔女的なキャラという解釈にしました。
「圧倒的」感を出すのは難しいですが、年上を感じさせるようにと念入りに絵師さんとしっかりチェックしました。

今では一般王国民として受け入れられていますが、その昔、獣人が異民族とされている時代がありました。
呪術を信じる彼らはそういう技芸にも長けていて、いくつかの秘宝が伝説として今なお語り継がれています。
その中でも有名なのはおそらく、まだ冒険者により発見されてはいない『永遠を約束される指輪』でしょう。
伝承でば、それは齢若くして身籠った時の王妃リアンサが王の寵愛を繋ぎ止めるための呪具とされてます。
もしその秘宝が実在するならば、呪いにより寿命の理から外れたリアンサ妃は未だに生きているのでしょう。
自分の若さとまだ見ぬ腹の子しか繋ぎ止められなかった『永遠』を、親子でいつまでも見つめながら……。

※一応オリジナルのはずなので「うちの子」と言いたいのですが、自分で描いていたわけではないので迷ってます。
もし「うちの子」という呼び方を使ってはいけないでしたら、お手数ですが教えてください。ありがとうございます。