依幻EX９１★闇萃香戦

※【注意】天子の前世が綿月姉妹の母親設定は依幻限定の設定です。
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「ミッシング・・・パゥワーーーー！！！」

巨大化していた萃香が、一瞬微かに縮んだように見え、そしてまた巨大化した。
勢いを利用したパワーは自らに降り注ぐ攻撃を、叫びと共にあっさりと振り払ってしまった。

辺りにはその衝撃によって土煙で覆われ、巨大な萃香の姿がボンヤリとしか見えない。

「ッゲホ・・・。むきゅう・・・、何も見えないわ・・・。」
「まずいわね・・・、アイツに適当にぶっ放されても誰かに当たる・・・！」

巨大化し、的の大きい萃香。
対して、数が多く的が多いこちらも同様に攻撃が当たりやすい。

被害を受けていい誰かなんていない。

霊夢の言葉に身構えたパチュリーを襲ったのは、萃香の得意の火の玉ではなく。
巨大な右手だった。

『ッガ！！』

先ほどのミッシングパワーによって近くにいた咲夜と依姫は吹き飛ばされ、萃香から距離があった。
土煙の合間から見えたのは、今にも萃香の口に放り込まれようとしているパチュリーの姿。

「肉付きのいい魔女・・・。お前はよ〜く味わって食べてやろう」

巨大な手に掴まれたパチュリーに、抵抗する術も、声を発することもできない。

「パチュリー様！？ザ・ワールドーーーー！！！」

時は止まった。

しかし、咲夜の目に映ったのはすでに萃香の口に放り込まれ絶命したパチュリーの姿だった。