後宮のマッドサイエンティスト
《手つかずの花だからこそ価値があるのです
手折れば それだけで価値は半減します
更に子を孕ませれば 価値など無いに等しくなります》
「お~森で薬草を探していた だけなのに…」
「ほう…これは…凄い…今まで色んな毒キノコを見てきたが…」
「何て禍々しい毒キノコなんだ…大きい…私よりデカいんじゃないか?」
「は?何だって?毒キノコじゃない?普通の人間だって?お~確かに…」
「確かに普通の毒キノコではないな…喋る毒キノコとは何と珍しい…」
「もしこの毒キノコを栽培して売ったら儲かるのでは?」
「ふむ…こんな不気味な毒キノコが売れるか?あの粘着蛙でも食わんか…」
「いやこんな毒キノコと逢う機会は二度とないかも知れない…だったら」
「研究の為にバラバラに解剖するか?…ふっふっふ 実に楽しみだ」
「バラバラにした後 瓶詰にして観察するのも良いな…ふへっふへへへへっ」
「え?キノコを解剖とか可笑しい?だって…何を言うかと思えば所詮はキノコ知能が無いに等しいな」
「仕様が無い奴だな…こんな我儘なキノコは初めてだ…どうしてもと言うなら火炙りにでも良いぞ」
「だからキノコじゃなくてただの閲覧者だって?一体何を閲覧しているのやら…全く」
「分かった分かった…どうしてもと言うなら薬品でドロドロに溶かしてしまおうか…うん…それが良いな…最高だ!」
「思考がさいこぱす?…さいこぱすって何だ?さっぱり意味が解らない…」
「そもそもキノコ風情が命乞いとは図々しい…潔く自分の運命を受け入れたらどうか…」
「私の実験で薬にもならない毒絵を覗き見ているお前如きが人類の将来に一石を投じる事になるかもしれないんだ…」
「寧ろ感謝して貰いたいくらいだ…まっ所詮 奇形毒キノコ…お前の知能じゃ理解出来ないか…残念だ」
「では早速 実験を開始するか…大丈夫だ…楽には逝かせないからな…ふへっひひひひっ」
手折れば それだけで価値は半減します
更に子を孕ませれば 価値など無いに等しくなります》
「お~森で薬草を探していた だけなのに…」
「ほう…これは…凄い…今まで色んな毒キノコを見てきたが…」
「何て禍々しい毒キノコなんだ…大きい…私よりデカいんじゃないか?」
「は?何だって?毒キノコじゃない?普通の人間だって?お~確かに…」
「確かに普通の毒キノコではないな…喋る毒キノコとは何と珍しい…」
「もしこの毒キノコを栽培して売ったら儲かるのでは?」
「ふむ…こんな不気味な毒キノコが売れるか?あの粘着蛙でも食わんか…」
「いやこんな毒キノコと逢う機会は二度とないかも知れない…だったら」
「研究の為にバラバラに解剖するか?…ふっふっふ 実に楽しみだ」
「バラバラにした後 瓶詰にして観察するのも良いな…ふへっふへへへへっ」
「え?キノコを解剖とか可笑しい?だって…何を言うかと思えば所詮はキノコ知能が無いに等しいな」
「仕様が無い奴だな…こんな我儘なキノコは初めてだ…どうしてもと言うなら火炙りにでも良いぞ」
「だからキノコじゃなくてただの閲覧者だって?一体何を閲覧しているのやら…全く」
「分かった分かった…どうしてもと言うなら薬品でドロドロに溶かしてしまおうか…うん…それが良いな…最高だ!」
「思考がさいこぱす?…さいこぱすって何だ?さっぱり意味が解らない…」
「そもそもキノコ風情が命乞いとは図々しい…潔く自分の運命を受け入れたらどうか…」
「私の実験で薬にもならない毒絵を覗き見ているお前如きが人類の将来に一石を投じる事になるかもしれないんだ…」
「寧ろ感謝して貰いたいくらいだ…まっ所詮 奇形毒キノコ…お前の知能じゃ理解出来ないか…残念だ」
「では早速 実験を開始するか…大丈夫だ…楽には逝かせないからな…ふへっひひひひっ」
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2024-03-17 20:10
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