FMO

統制ナセレ地上軍[RNGP]の一等戦車(重戦車)。
世界戦争中期に開発された車両で、ラヴィアンスから拉致してきた戦車開発陣に設計させたラヴィアンス寄りの重戦車である。世界戦争初期、主力となる戦車として二等戦車"2Tv18"を量産していた統制ナセレであったが連合の主力たるマレント王国のCrescent中戦車やその他対戦車自走砲に対抗できるほどの装甲厚を有していなかった。そこで一等戦車を多数投入したもののそのいずれも性能が尖っていたり平凡すぎたりの微妙なものであり、より平均的かつ性能に優れた戦車を開発することとなった。自国生産とするのはもちろん他国、特に同じ統制圏での量産を重視してそのうえで鹵獲兵器からの転用もできるようにと盛りだくさんの要求であったがそれに応じられるような案は少なかった。苦悩に苦悩を抱えた地上軍上層部であったが同時期に統制ナセレ地上軍の第933外務偵察歩兵が拉致してきたラヴィアンス陸軍の戦車開発陣が居ることを思い出し、彼らに設計させることとした。ラヴィアンスの戦車開発陣はそれまでに開発した経験から重戦車の設計案を出したがそれはラヴィアンス陸軍のFM.52重戦車に非常に似たもので、外観も内部構造もほぼそれであった。というのも統制ナセレが拉致してきたのはFM.52の競作であったFMD.52の設計陣であり、その戦車そのものが非常によく似ていたためでもある。統制ナセレの要求通りに正面装甲厚は連合主力の76mmに耐え、対戦車自走砲も85mmクラスで1km程度の距離であれば弾くようにされており、それはまさしく重戦車といえるものであった。搭載砲は統制ナセレの対戦車自走砲である98.3mm砲を改造したものを搭載し、正面装甲厚は傾斜付きの120mmとされた重も重な重戦車であった。
世界戦争中期から導入され、前線に投入され特にマレント王国の中戦車や対戦車自走砲などに善戦した。ただ、鈍足なうえ側面が垂直かつ装甲厚が薄いこともあって待ち伏せ攻撃に非常に弱かった。そのためほとんどの場合他の二等戦車と行動を共にすることがほとんどであったという。
名称 FMO
種別 一等戦車
乗員 6名
主機 Túelin Ti(X20).920A X型20気筒高速内燃機(ハイサルエンジン)
主機冷却 液冷
最高速度 37km/h
砲塔旋回速度 8.1°/s

主砲 98.3mm戦車砲[Od'aw Fu-k55B/M2/983] 1基
弾種 低抵抗被帽付徹甲弾(APCBC),仮帽付徹甲榴弾(APHEBC),硬芯徹甲弾(APCR),榴弾(HE),榴散弾(Shrapnel)
最大貫通力 182mm(APCR)
装填速度 12.4秒
装弾数 67発

機銃 8.5mm同軸機関銃[De.Na Datën-P] 1基
最大貫通力 12mm
弾種[配列順] 徹甲弾(AP),焼夷弾(I),曳光徹甲弾(AP-T),焼夷弾(I)
装弾数 220発クロスドラム * 2セット

機銃 8.5mm機関銃[De.Na Datën-P] 2基(※非連装)
最大貫通力 12mm
弾種[配列順] 徹甲弾(AP),焼夷弾(I),曳光徹甲弾(AP-T),焼夷弾(I)
装弾数 110発ドラム * 5セット

機銃 7.7mm機関銃[Y'agnon ReDsono(model1914)] 1基
最大貫通力 11mm
弾種[配列順] 徹甲弾(AP),焼夷弾(I),曳光弾(T)
装弾数 140発ベルト * 4セット

発煙 発煙弾発射機(三連装) 1基

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2024-03-24 23:18

 ゆぬ450MHz


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