スグルマシンズの正体
スグルたちの団体は、静岡での、ワンナイトトーナメントタッグを成功させたが、
給料未払いによって、選手が大量離脱してしまった。
あるいは、他団体から引き抜かれて、選手層が薄くなってしまったのである。
そんな中、タッグトーナメントで不甲斐なかった
モストデンジャラスたちに、スグルのマスクをかぶせて
スグルマシンズとして売り出していた。
しかし、テリーマンがリング上で
ついつい、マシンの正体を言ってしまったのだ。
「お前、ブロッケンだろ?」
プロレス人気が下火ななか、テリーはアングルを間違えてしまったのである。
しかし、テリーとしては、力をつけてきたブロッケンを団体のエースにという考えがあった。
スグルは、いずれ大王になってしまう。つまり、国王に試合させるわけに
いかなかったのである。
このころは、ザ・ミートもエース候補だった。地味なレスラーだったが、
バックドロップからの延髄切りという
猪木を彷彿とさせるセンスを見せていた。
「スグル君。ミートとブロッケンをあててみたらどうかな。
彼らの抗争を見せて、お前の引退ロードを見せていけば
連載終了をまぬがれるだろう。
トリシマを説得しなければ、いつ連載終了されるか
わからんぞ」
「そうだな。彼はアンケートにしか目がない。
アンケートの影響で、漫画家がストーリーを変えては、
それはもう漫画じゃないんだ。」
スグルもまた、潔い引退を考えていた。
万太郎に継承すれば、コミック部門からのがれられると
考えていたのである。コミック部門からのがれれば、
あとは、後楽園ホールのような小会場で、
自分の好きなスタイルで試合すればよかった。
スグルの正体は実は、木戸修選手だったのだ。
名古屋城の近くに、愛知県体育館はある。
選手が大量離脱してしまったが、あとから考えると
こういった時期こそ、ファンが好きなマッチメークが行われることは多い。
ミート、テリー組 対 ブロッケン、マシン3号
マシンの正体は、力士マンだったから、実質、モストデンジャラスの
再挑戦マッチだった。
力士マンは、テリーに対し、つっぱりを見せ、
さそり固めにきめる。そこへ、成長著しいミートがカットに入る。
ツープラトンのエルボーをみまう。
勢いよく、リングインしたブロッケンだったが、ミートの
バックドロップを受ける。
テリーは、場外のリキシマンを追いかけてしまった。
ミートは、勝負どころとばかり延髄切り。
しかし、その蹴りは空を切り、ブロッケンは足をとり
アキレス腱固め。さらに、片足ボストンクラブへ移行し
ギブアップ勝利。
あわててリングインしたテリーを、フロント・スープレックスで投げ飛ばした。
「スグルさん!次は俺とやってください」
一触即発だったが、マシン3号が両者をなだめた。
給料未払いによって、選手が大量離脱してしまった。
あるいは、他団体から引き抜かれて、選手層が薄くなってしまったのである。
そんな中、タッグトーナメントで不甲斐なかった
モストデンジャラスたちに、スグルのマスクをかぶせて
スグルマシンズとして売り出していた。
しかし、テリーマンがリング上で
ついつい、マシンの正体を言ってしまったのだ。
「お前、ブロッケンだろ?」
プロレス人気が下火ななか、テリーはアングルを間違えてしまったのである。
しかし、テリーとしては、力をつけてきたブロッケンを団体のエースにという考えがあった。
スグルは、いずれ大王になってしまう。つまり、国王に試合させるわけに
いかなかったのである。
このころは、ザ・ミートもエース候補だった。地味なレスラーだったが、
バックドロップからの延髄切りという
猪木を彷彿とさせるセンスを見せていた。
「スグル君。ミートとブロッケンをあててみたらどうかな。
彼らの抗争を見せて、お前の引退ロードを見せていけば
連載終了をまぬがれるだろう。
トリシマを説得しなければ、いつ連載終了されるか
わからんぞ」
「そうだな。彼はアンケートにしか目がない。
アンケートの影響で、漫画家がストーリーを変えては、
それはもう漫画じゃないんだ。」
スグルもまた、潔い引退を考えていた。
万太郎に継承すれば、コミック部門からのがれられると
考えていたのである。コミック部門からのがれれば、
あとは、後楽園ホールのような小会場で、
自分の好きなスタイルで試合すればよかった。
スグルの正体は実は、木戸修選手だったのだ。
名古屋城の近くに、愛知県体育館はある。
選手が大量離脱してしまったが、あとから考えると
こういった時期こそ、ファンが好きなマッチメークが行われることは多い。
ミート、テリー組 対 ブロッケン、マシン3号
マシンの正体は、力士マンだったから、実質、モストデンジャラスの
再挑戦マッチだった。
力士マンは、テリーに対し、つっぱりを見せ、
さそり固めにきめる。そこへ、成長著しいミートがカットに入る。
ツープラトンのエルボーをみまう。
勢いよく、リングインしたブロッケンだったが、ミートの
バックドロップを受ける。
テリーは、場外のリキシマンを追いかけてしまった。
ミートは、勝負どころとばかり延髄切り。
しかし、その蹴りは空を切り、ブロッケンは足をとり
アキレス腱固め。さらに、片足ボストンクラブへ移行し
ギブアップ勝利。
あわててリングインしたテリーを、フロント・スープレックスで投げ飛ばした。
「スグルさん!次は俺とやってください」
一触即発だったが、マシン3号が両者をなだめた。
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2024-04-01 16:04
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