【5/5新刊】お前死んでも寺にはやらぬ焼いて×にして×で飲む

サマーキャンプに参加するため、『薔薇の王国』の森を訪れた監督生が、クルーウェル先生と共に森に根付く怪異事件に巻き込まれていく話。森で蠢く怪物、亡霊、殺人鬼と対峙する中、忘れていた過去や抱えたトラウマ、古傷に向き合い、帰る場所を見つけるクル監♀ホラー＆ラブストーリーです。

本作は5/5の超Beckon of the Mirror2024にて頒布予定のクル監♀ホラー本のレイアウトサンプルになります。
全9章構成、本文サンプルでは4章の途中まで公開しています。

■お前死んでも寺にはやらぬ焼いて×にして×で飲む
・A5/194p（約16万字収録）
・2300円（会場価格）
・本文サンプル　https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=21900169
・通販
https://ecs.toranoana.jp/joshi/ec/item/040031145464

【あらすじ】
サマーホリデーに入る直前、エースから『バターズサマーキャンプ』に誘われた監督生は、彼の態度に怪しさを感じながらも『薔薇の王国』を訪れた。
キャンプ地へ向かうため『シャターウォックの森』へ足を踏み入れた監督生だったが、彼女が最初に目にしたのは、エースでもキャンプ場でもなく木に吊り下げられた瀕死の青年だった。
青年を助けようとする監督生を、しかし、居合わせたクルーウェルが制止する。もう救えない、と彼が告げる通り、その青年は監督生が森を訪れるずっと前に殺されたはずの人間だった。
この森には、魔法でも科学でも証明できない奇怪な現象、存在──『怪異』がいる。クルーウェル、そしてテッドと名乗ったRSA出身の男は、この森に出現する怪異『バターズサマーキャンプ』の犠牲者を減らすために、毎年夏になると森を巡回しているという。
森の中に囚われたエースたち生徒を救出するため、クルーウェルらと行動を共にする内に、監督生は森に根付く怪異の真実と、忘れていた自身の過去、深い傷跡と向き合うことになっていく。
手のひらに刻まれた火傷の痕。ちぐはぐの記憶。昏い森で見たもの。血濡れた殺人鬼。喪った大切なひと。
お互いに、今も痛み続ける古傷を抱えたクルーウェルと監督生の二人は、過去ではなく〝今〟を選べるのか──。