病んだネイチャにトロフィーを・7中
「あ、あの!?」
「うわっ、なんだ?」
「ネイチャのトレーナーになってくれるんですよね!私、に出来ることはなんでもします!」
カネタンホイザは真っ直ぐ俺を見つめて来ている、マチカネタンホイザのブラウンの真剣な眼差しを見つめ、俺は返事をした。
「ありがとう…もちろんそのつもりだ」
「是非とも、是非ともネイチャの力になってください!」
「いや、そこまでやらなくても…これもトレーナーの仕事だからさ」
そう言って頭を下げるマチカネタンホイザは本当に友人思いなのだろう、ただ流石に恥ずかしいので俺は慌てて頭を上げさせる。
「でもそうだな、今後も出来れば色々協力はしてほしい…後そんなに固くしなくていいよ。なんか俺も緊張しちゃって」
「そうですか?いいんですか?じゃあそうします〜すっごい緊張してたんです」
途端にマチカネタンホイザの雰囲気が柔らかくなった、どうもかなり緊張をさせてたようだ。
悪いことをしちゃったなと思いつつ俺は尋ねた。
「実はもうすぐナイスネイチャが来る…彼女に再度返事を聞かせてと言われてるんだ、俺は何をいったらいいと思う?」
マチカネタンホイザは手を顎に当て、少し考え肩を竦めた。
「う〜ん、分かりません。でもなんだろう…ネイチャは、今のままでいいとは思ってないんじゃないかなと」
「それは俺もそう見えた…でなきゃ1人で練習なんてしないしな」
「ですよね、ただ私の前だとネイチャ…最近は暗い顔しないんですよねぇ」
「ん?いいことなんじゃないか?」
「う〜ん、最近のネイチャって昔より笑うようになったけどなんか前と違って…なんか素の顔を最近見たことない気がして…」
そう言ってマチカネタンホイザは表情を曇らせた。俺はその顔を見つめながらもう一つ聞かれたことを思い出した。
「…彼女は俺に何をして欲しいのかと言っていた、実績か?G1を取らせたいのか?踏み台か?とも言われたが過去にそんなことあったのか?」
「ネイチャ…!」
それを聞いたマチカネタンホイザの顔が青ざめ、強張る、その表情を見て俺は慌てて謝罪をした。
「ごめん、言わないほうがよかったか?」
「いえ…でも、そんな投げやりな台詞ネイチャから久々に聞いたので…」
「以前のトレーナーにそんなことはあったのか?」
「…どうしても、言わないといけないですか?」
「いや、無理には言わなくていい」
マチカネタンホイザの顔を見て俺はそれ以上は言わなかった。
「なるほど…分かった、ありがとう、なんとかしてみる」
「本当ですかぁ!?」
マチカネタンホイザは、途端に伏せていた顔を上げ目を輝せた。
「ああ、大丈夫、ナイスネイチャは退学なんてさせない…俺に任せてほしい」
「うぅう、お願いしますぅ!」
拝むように両手を合わせてくるマチカネタンホイザを静止しながら俺は今聞いたこと、これかれ話すことを頭の中で組み立てていた。
彼女はまだ1人目のトレーナーのショックから立ち直れていないのは間違いない、その先のトレーナーどの折り合いも悪く、おそらく歴代のトレーナーの意図もうまく伝わらなかったのだと思う。
このまま学園を去ってしまったらきっと彼女は後悔だけが残る…そうさせないためにも彼女にしっかりと俺の考えを伝える必要があった。
俺はマチカネタンホイザに礼を言って、ナイスネイチャを待つことにした。
前の話(その7・上)
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1話はこちら
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「うわっ、なんだ?」
「ネイチャのトレーナーになってくれるんですよね!私、に出来ることはなんでもします!」
カネタンホイザは真っ直ぐ俺を見つめて来ている、マチカネタンホイザのブラウンの真剣な眼差しを見つめ、俺は返事をした。
「ありがとう…もちろんそのつもりだ」
「是非とも、是非ともネイチャの力になってください!」
「いや、そこまでやらなくても…これもトレーナーの仕事だからさ」
そう言って頭を下げるマチカネタンホイザは本当に友人思いなのだろう、ただ流石に恥ずかしいので俺は慌てて頭を上げさせる。
「でもそうだな、今後も出来れば色々協力はしてほしい…後そんなに固くしなくていいよ。なんか俺も緊張しちゃって」
「そうですか?いいんですか?じゃあそうします〜すっごい緊張してたんです」
途端にマチカネタンホイザの雰囲気が柔らかくなった、どうもかなり緊張をさせてたようだ。
悪いことをしちゃったなと思いつつ俺は尋ねた。
「実はもうすぐナイスネイチャが来る…彼女に再度返事を聞かせてと言われてるんだ、俺は何をいったらいいと思う?」
マチカネタンホイザは手を顎に当て、少し考え肩を竦めた。
「う〜ん、分かりません。でもなんだろう…ネイチャは、今のままでいいとは思ってないんじゃないかなと」
「それは俺もそう見えた…でなきゃ1人で練習なんてしないしな」
「ですよね、ただ私の前だとネイチャ…最近は暗い顔しないんですよねぇ」
「ん?いいことなんじゃないか?」
「う〜ん、最近のネイチャって昔より笑うようになったけどなんか前と違って…なんか素の顔を最近見たことない気がして…」
そう言ってマチカネタンホイザは表情を曇らせた。俺はその顔を見つめながらもう一つ聞かれたことを思い出した。
「…彼女は俺に何をして欲しいのかと言っていた、実績か?G1を取らせたいのか?踏み台か?とも言われたが過去にそんなことあったのか?」
「ネイチャ…!」
それを聞いたマチカネタンホイザの顔が青ざめ、強張る、その表情を見て俺は慌てて謝罪をした。
「ごめん、言わないほうがよかったか?」
「いえ…でも、そんな投げやりな台詞ネイチャから久々に聞いたので…」
「以前のトレーナーにそんなことはあったのか?」
「…どうしても、言わないといけないですか?」
「いや、無理には言わなくていい」
マチカネタンホイザの顔を見て俺はそれ以上は言わなかった。
「なるほど…分かった、ありがとう、なんとかしてみる」
「本当ですかぁ!?」
マチカネタンホイザは、途端に伏せていた顔を上げ目を輝せた。
「ああ、大丈夫、ナイスネイチャは退学なんてさせない…俺に任せてほしい」
「うぅう、お願いしますぅ!」
拝むように両手を合わせてくるマチカネタンホイザを静止しながら俺は今聞いたこと、これかれ話すことを頭の中で組み立てていた。
彼女はまだ1人目のトレーナーのショックから立ち直れていないのは間違いない、その先のトレーナーどの折り合いも悪く、おそらく歴代のトレーナーの意図もうまく伝わらなかったのだと思う。
このまま学園を去ってしまったらきっと彼女は後悔だけが残る…そうさせないためにも彼女にしっかりと俺の考えを伝える必要があった。
俺はマチカネタンホイザに礼を言って、ナイスネイチャを待つことにした。
前の話(その7・上)
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2024-04-06 09:00
Comments (14)
素晴らしい盟友だな!
View Replies明るい兆しが見えてきた!
View Repliesネイチャと昔のトレーナーたちに遺恨…のようなものが…?あのホイザが青ざめるような悪いことが… ネイチャの心が完全に開いたら教えてくれるのかな…?
View Repliesターボ「…………………🤨❓」
View Repliesトレーナー「ボクは死にましぇーん!!。ネイチャが好きだからッ!!(武田鉄矢さんの声で)」 ネイチャ「アンタ…ふざけてんの…!?。アンタまでケガしたらどうすんの!?(普通に話が進みながら)」
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