けんきゅうしょ活動報告（個人用飛行ユニット編01）

ついにけんきゅうしょは、（研究員たち自身が空を飛ぶための）個人用飛行ユニットを完成させた。
最大の移動速度は時速15km程度、しかし水平方向でへ素早い方向転換が可能、上下方向へはあまり速度はでないが、何重にもほどこされた安全装置により、それこそ機体自体が完全破損でもしない限り、時速５km程度でしか移動（落下）しない安全っぷりである。
最大到達可能高度は事実上数十kmにもおよぶが、研究所員たちはせいぜい100ｍ程度で満足するため、自動制御による性能試験以外ではそこまで登ったことはない。
籠の周囲に配置された魔法石によって水平方向の移動力を得るが、最悪１つの魔法石がのこっていれば移動可能となっており、移動面での安全対策もばっちりである。
なお、風よけや落下制御、温度制御、雨除け、通信など、安全対策としての魔法石も大量に搭載しており、万全の安心設計となっている。
本ユニット完成以降、昼夜を問わず研究所付近をいくつもの飛行ユニットが浮かんでいるのを目にすることができるようになった。
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なお、過剰なまでの安全対策のため、１機あたりの建造費は、ちびちびメイドロイド数体分にも到達し、王家ですら、いや、国家としてですら購入がためらわれるものとなっている。
おんなかんぶようバトルスーツ（飛行機能付き）、えーじぇんと用飛行ユニットと比べても、10倍を超えるコストとなっている。
が、コストなんて気にしない研究員たちは空を飛べて（空に浮かべて）とても満足しているという。
（飛行型アンドロイドはどこいった・・・）
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まあ研究所員たちの運動神経でつかいこなせるのはこの程度でしょう・・・