ファーストステップ

描きたかったことは、最後に述べたのでここでは作画中にめちゃめちゃウキウキしたことを書こうと思う。

カジさんは真面目に働いていなくても求められる仕事は最低限こなしていたことを考えると、仕事ができる人間だと推測する（本人の口からなので信憑性は薄いが…）。
そんなカジさんの仕事ぶりが垣間見えたらいいなぁ、という気持ちがあると同時に、
仕事モードON・OFFを切り替えた表情の変化を描きたかった。

ゲーム作中ではサマヨイの声はほとんど聞く機会はないのだが、常連客との会話を聞いているとどうも普通に話している様子。
ステラアビスは、プレイヤーが主人公に自己投影できるよう徹底してゲームシステムをストーリーに組み込んでいる。
だからこそ通常時には声は当てられず、ここぞという時だけついているのだろうと考えている。
メタ的な話をしてしまったが、ゲームプレイ中のサマヨイの様子が私は好きなので、サマヨイがしゃべっていない漫画になった次第である。

机を挟んで肌に触れない距離を保つ、ということで和解したサマヨイとカジさんだが、いつかカウンターで隣同士でお酒が飲めるといいよね。

ところで、これはカジヨイなのか、ヨイカジなのか？
私個人はあまりカップリングを考えていなかったのでカップリング表記はしていないが、読んだ方のお好きに捉えてもらえると嬉しい。