【朝焼】こういう瞬間があるからやめられん【北信介】

早朝に作業を始め、朝日が昇る頃にしか見れない景色
畑に来なければ見ることがなかったであろう
朝から汗を流していなければ感じなかったであろう
農家にならなければこなかったであろう

そんな景色に感動を覚える

そしてその景色をあいつらにも見せてやりたいなぁって慣れないスマホで写真を撮りグループラインに送信した。そしたらすぐに返信が来たが…

侑「北さん！指！指！入っとります！！！」
尾白「おい指！！」
大耳「おはようさん信介、指が入り込んでんねんけど」

北「あ、ほんまや」

赤木「それにしてもめっちゃ綺麗やな」
角名「今度撮り方教えますね」
治「手伝いに行ってもええですか」
銀島「みんなで行きます」

北「みんな来てくれるんか、ありがたいな。」

とんとん拍子に田んぼの早朝作業でメンバーが集まることに。
自分が卒業して数年が経ち、それぞれに違う道を選んでいても、こういうとこは変わらんようで嬉しくなりふと笑みが溢れてしまう。
みんなが来た日には朝ごはんにちょっとええ卵で卵焼き作ろうか
この季節やったら畑の方にあの野菜があったな
何時集合かまた決めんとな
宮兄弟は寝坊するかもしれんからアランに声かけてもらっといた方がええかもな

思い出がまたひとつ増えそうやわ。

久々の集まりで、少し高鳴り始めた胸を抑えようと
ジャンボタニシの卵を足で潰した。

【北信介】朝焼（完）