あいたい。笑いたい。DREAMS act12
かなた「ごめんなさい。僕、ちょっとトイレいってきます」
かなたは胸元を手で押さえながら席を立つと、慌てたように部屋を出ていく。
ノエル「トイレかぁ、そりゃあいくよね」
あくあ「うん」
るしあ「ふぅ…。」
るしあは、危険を回避し。心底安心したのか、大きなため息をついた。それを不思議に感じたノエルはそんな彼女に声をかける。
ノエル「あれ、るしあ。大きなため息なんかついてどうかした?」
るしあ「え、なに。どうかした?なんでもないよ。ぜんぜん」
るしあはノエルに急に声をかけられ、しどろもどろになる。大きく手を振りながら顔を赤くする。
ノエル「それにしても、かなたんをあんなにかばうなんて、るしあはやさしいね」
るしあ「そ、そう。るしあはすっごく優しんだよ。あ、あはは」
ノエル「ん、なんかるしあ。いつもとちがくない?」
あくあ「なんかあせってるみたい」
るしあ「そ、そんなことないよ。なにもあやしくなんかないんだから」
あくあ「へん…だね」
のえる「ん~、あ、団長わかっちゃったかも。そっか、そういうことね」
あくあ「……?」
あくあはキョトンとした顔で、るしあにいたづらっぽい笑みをうかべたノエルのことをみている。その様子をみて、ますまするしあの顔に赤みが帯びる。
るしあ「そ、そんなことよりさ。三期のほかのみんなはきてないの?るしあせっかくだから、あいたいなっておもったり」
必死に他の話題にかえようとするるしあの姿をみてノエルは、くすっと笑うと。彼女の気持ちを察した。
ノエル「そういえば、ぺこらたちとは一か月、ううん。ちがうかぁ、二か月くらい連絡がとれてないんだよねぇ」
あくあ「そうなの?あてぃし、じぶんから連絡とらないからしらなかった。それってふたりともなの?」
ノエル「そうだね。団長いつも二人に連絡とってるから。でも、おかしいんだ。配信はされてるんだよ」
るしあ「配信はされてるってことは、とくに事件とかじゃないみたいだけど。あっ、かなたんならしってるんじゃない?」
場所は変わり、部屋の近くのトイレでは、服をととのえたかなたが思いつめたように立ち尽くしていた。
マリン「マリン…どうして僕の電話にでないんだよ。僕…なんかきらわれるようなことしたのかな…。」
スマホをとりだすと大事そうに小さな胸にあてた。かなたはホロライブに入る前、マリンの大ファンだった。今ではお互いにいろいろと言い合える仲になったが、彼女を想う気持ちは人一倍である。それは今も移ろうことはない。
かなたの大きな目から涙が自然とながれだす。
かなた「あいたいよ。マリン…。」
再び場面は部屋に戻る。三人はまだ、ぺこらとマリンのことを話していた。
あくあ「配信はしているみたいなのに、ぺこらちゃんとマリンちゃんに連絡とれないなんて、へんだよね」
ノエル「うん、それも二人一緒っていうのがひっかかるよね」
るしあ「…魔法使い」
あくあ「え?」
ノエル「…魔法使い…もしくはなにかの能力者。まさかね…。」
あくあ「ふたりともだいじょうぶ?アニメのみすぎじゃない?あははっ」
あくあは、二人をからかうようにちょっとだけいたづらっぽい笑みで笑った。
ノエル「団長もさすがにとはおもうけど、あくたん。よく、今の状況を整理してみて」
あくあ「…あ…っ」
るしあ「そう、ここは魔法の街…あくたんがいったんだよ」
あくあ「…じゃあ、ありえないことじゃないってこと?」
あくあはハッとすると、心配そうな表情で二人の目をみつめる。
ノエル「なんてね、じょうだん。ふたりが狙われる理由なんてないしね」
るしあ「まぁ、そうだよ。配信してるし、かなたんにきけばわかるよ。きっと」
ノエル「ところでさっきから団長、視線を感じるんだけど」
あくあ「え、やだぁ、こわいこといわないでよ団長」
あくあはノエルの袖をつかむ。
るしあ「あっ、もしかしたらだけど、ここの人かもしれないんじゃない?。るしあたちのほうが部外者だから」
あくあ「そっかぁ…びっくりした。そうだよね」
ノエル「でも、部屋に入ってこないね。それじゃ、団長たちから挨拶しにいきますか」
るしあ「それもいいかもね」
かなたは胸元を手で押さえながら席を立つと、慌てたように部屋を出ていく。
ノエル「トイレかぁ、そりゃあいくよね」
あくあ「うん」
るしあ「ふぅ…。」
るしあは、危険を回避し。心底安心したのか、大きなため息をついた。それを不思議に感じたノエルはそんな彼女に声をかける。
ノエル「あれ、るしあ。大きなため息なんかついてどうかした?」
るしあ「え、なに。どうかした?なんでもないよ。ぜんぜん」
るしあはノエルに急に声をかけられ、しどろもどろになる。大きく手を振りながら顔を赤くする。
ノエル「それにしても、かなたんをあんなにかばうなんて、るしあはやさしいね」
るしあ「そ、そう。るしあはすっごく優しんだよ。あ、あはは」
ノエル「ん、なんかるしあ。いつもとちがくない?」
あくあ「なんかあせってるみたい」
るしあ「そ、そんなことないよ。なにもあやしくなんかないんだから」
あくあ「へん…だね」
のえる「ん~、あ、団長わかっちゃったかも。そっか、そういうことね」
あくあ「……?」
あくあはキョトンとした顔で、るしあにいたづらっぽい笑みをうかべたノエルのことをみている。その様子をみて、ますまするしあの顔に赤みが帯びる。
るしあ「そ、そんなことよりさ。三期のほかのみんなはきてないの?るしあせっかくだから、あいたいなっておもったり」
必死に他の話題にかえようとするるしあの姿をみてノエルは、くすっと笑うと。彼女の気持ちを察した。
ノエル「そういえば、ぺこらたちとは一か月、ううん。ちがうかぁ、二か月くらい連絡がとれてないんだよねぇ」
あくあ「そうなの?あてぃし、じぶんから連絡とらないからしらなかった。それってふたりともなの?」
ノエル「そうだね。団長いつも二人に連絡とってるから。でも、おかしいんだ。配信はされてるんだよ」
るしあ「配信はされてるってことは、とくに事件とかじゃないみたいだけど。あっ、かなたんならしってるんじゃない?」
場所は変わり、部屋の近くのトイレでは、服をととのえたかなたが思いつめたように立ち尽くしていた。
マリン「マリン…どうして僕の電話にでないんだよ。僕…なんかきらわれるようなことしたのかな…。」
スマホをとりだすと大事そうに小さな胸にあてた。かなたはホロライブに入る前、マリンの大ファンだった。今ではお互いにいろいろと言い合える仲になったが、彼女を想う気持ちは人一倍である。それは今も移ろうことはない。
かなたの大きな目から涙が自然とながれだす。
かなた「あいたいよ。マリン…。」
再び場面は部屋に戻る。三人はまだ、ぺこらとマリンのことを話していた。
あくあ「配信はしているみたいなのに、ぺこらちゃんとマリンちゃんに連絡とれないなんて、へんだよね」
ノエル「うん、それも二人一緒っていうのがひっかかるよね」
るしあ「…魔法使い」
あくあ「え?」
ノエル「…魔法使い…もしくはなにかの能力者。まさかね…。」
あくあ「ふたりともだいじょうぶ?アニメのみすぎじゃない?あははっ」
あくあは、二人をからかうようにちょっとだけいたづらっぽい笑みで笑った。
ノエル「団長もさすがにとはおもうけど、あくたん。よく、今の状況を整理してみて」
あくあ「…あ…っ」
るしあ「そう、ここは魔法の街…あくたんがいったんだよ」
あくあ「…じゃあ、ありえないことじゃないってこと?」
あくあはハッとすると、心配そうな表情で二人の目をみつめる。
ノエル「なんてね、じょうだん。ふたりが狙われる理由なんてないしね」
るしあ「まぁ、そうだよ。配信してるし、かなたんにきけばわかるよ。きっと」
ノエル「ところでさっきから団長、視線を感じるんだけど」
あくあ「え、やだぁ、こわいこといわないでよ団長」
あくあはノエルの袖をつかむ。
るしあ「あっ、もしかしたらだけど、ここの人かもしれないんじゃない?。るしあたちのほうが部外者だから」
あくあ「そっかぁ…びっくりした。そうだよね」
ノエル「でも、部屋に入ってこないね。それじゃ、団長たちから挨拶しにいきますか」
るしあ「それもいいかもね」
30
34
1102
2024-05-05 01:56
Comments (1)